◎ 君だけを守るよ

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【本田side】






「やっぱ嫌い…」






半泣き状態で勉強を進める彼女。






3時から勉強をして早、3時間。






本「そんなに僕のこと嫌いですか？」






「勉強以外の時は…好き、だけど」






あー、可愛い。





必死で頬の緩みを抑えていると、ドアの外からつっちーの声がした。






土「お嬢様、夕食の時間です」






「やった！ごっはーん！」






本「最後の問題やったら行きます！」






土「分かりました」






「え、ご飯は？」






本「あと一問だけなのにご飯食べようとしているんですか？」






「…うん」






本「ダメです。座ってください。」






「もう！本田嫌い！」






本「はいはい、もう一問だけ頑張りましょう？」






嫌いって言われ慣れとるからいいんだけど、僕もお腹空いてるから、早く終わらせてほしい。






諦めて最後の一問を解いたお嬢様は、心配そうな目で僕の採点している手を見つめる。






本「あ、できてるじゃないですか」






すごいですね、って笑ってみると、また嬉しそうに頬を赤らめた。






本「さ、今日はこれで終わりです」






僕の一言を聞き、やったー！と言いながらスキップで部屋を出て行ったお嬢様。





昔とあんま、変わらんなぁ。









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