55話 選んだ場所 ページ5
職場体験当日＿＿＿
「コスチューム持ったな、本来なら公共の場じゃ着用厳禁の身だ。落としたりするなよ」
相澤先生の忠告の元、私達は職場体験に向かうことになった。
...がその前に。
デクとお茶子ちゃんが心配そうにしている目線の先の人物を見る。
『飯田くん』
「...！源元くんではないか!!どうかしたか？」
『んー...私からっていうか..."私たち"から』
私はデクとお茶子ちゃんを指さして答える。
体育祭の後から元気がないのだ。
友達として...ましてや飯田くんとよくいる二人なら尚更心配だろう。
「......本当にどうしようもなくなったら言ってね、友だちだろ」
「...あぁ」
んー...どうしても暗い顔が晴れないんだよな。
いつもよりどことなく元気もないし...
『飯田くん、頼る時にめいいっぱい迷惑かけてもいいからさ。頼ってね』
私の言葉なんて飯田くんにとっちゃどこにも響かないかもしれない。
...けど。
飯田くんが心配なのは私も一緒なのだ。
「もちろんさ、ありがとう」
だけどやっぱり
暗い顔は拭えなかった＿＿＿＿。
でもとりあえずｯ!!職場体験には行かねばならんので。
私はある場所へ向かおうとする。
「俺を置いていくんじゃねぇｯ!!」
『やべ、忘れてた』
かっちゃんと一緒にね。
そう、私は結局ベストジーニストの所へ行くことにした。
最後までホークスと迷ったけど...ベストジーニストの個性は中々使えそうだからっていうのが一番大きい理由かな。
事務所は東京都。
静岡県から新幹線で行く。
座席に座ると乱暴にかっちゃんも隣に座る。
こういう時ばかりはかっちゃんが一緒でよかったって思うよね。
知り合いどまりの人と一緒に職場体験ってなんか気まずいじゃん？
いや...にしても小雪ちゃんの視線は痛かった...。
もう私殺されるんじゃないかレベルで怖かった...
『でもかっちゃん、どうしてベストジーニストのとこ選んだの？』
何気ない疑問をぶつけてみる。
「超人気ヒーローだからだろうが」
『ほーん...え、まじ？そんな理由？』
動機が不純なのかちゃんと考えてるのか分からんやつだな
でもこれから東京行くのかぁ...。
何気にThe！都会！っていう場所初めてかも。
少し楽しみだったり
「てめぇ食いもんのことばっか考えてるだろ、太るぞクソが」
『エスパー勝己怖いｯ!!』
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ずんだぁ - 前作からみていて、私の好きな感じの小説でめちゃくちゃ面白いです！！更新待ってます！ (11月26日 20時) (
レス) @page29 id: f8f579a222 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - sjさん» 見てくださる自信があるというお言葉、感謝です！！更新頑張りたいと思います！ (11月7日 17時) (レス) id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - 桜餅さん» こちらこそ嬉しいお言葉ありがとうございます(；；)貴方様のような方がいるおかげで自分らしく小説が書けるような気がします！これからも頑張らせて頂きます！！ (11月7日 17時) (レス) @page28 id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
sj - それでも見る自信がある！！応援してます更新無理せず頑張ってください！ (10月25日 18時) (レス) @page27 id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅 - コメント失礼します！！前作から読んでてとても楽しませてもらってます！例え書き方が多少変わってしまっても、うららさんらしいやり方で進めてもらえればそれだけで嬉しいのです！楽しくうららさんのペースで書き進めて下さい！いつも面白いお話ありがとうございます！ (10月24日 16時) (レス) @page27 id: cb9fe288f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うらら | 作成日時：2023年1月14日 21時
