ヒロイン４ ページ5
入学初日
呪力が少ししかない私にとって、
親からは早く出て行けと言われ、友達だと思ってたヤツには変なものが見えると言うと気味悪がられて。
でも戦う程強くもない私は、ただの捨て駒として入学したに過ぎなかった。
＿＿＿＿所詮、この程度
私はこの程度の人間で、もっと特別な人間の為の【捨て駒】にしか過ぎないもの。
虚ろな目で歩いてた私にとって、アイツは、眩しすぎたんだ。
「五条悟。よろ」
ぶっきらぼうにそう言った五条の目は、私と同じく虚ろだった。
私と、同じ。
『榛Aです。よろしく』
自己紹介もそこそこにして、私は食い入るように五条の目を見る。
人間とは思えないほど綺麗な目をしているのに、目は生きていない。
『やっぱり、一緒』
「あ？何見てんの。つか誰」
自己紹介すら聞いてなかったのか。コイツは。
性格はきっとお世辞にも良いとは言えないんだろう、でもそれなら私も一緒だ。性格良い人といるよりも、悪い人と居る方が、心地いいし。
『私、榛A。五条悟、でしょ？』
私がここに来て初めて生きたいと思えた理由が出来た。
五条悟のことをもっと知りたい。知りたい。
しかしその気持ちも、一週間後には打ち砕かれた。
「悟くんて、すっごい強いんでしょ？何だっけ、む、む...何だっけ？」
「無下限呪術、な。お前記憶力無さすぎ」
「えぇー？だって難しいもん！」
入学して割と直ぐに仲良くなった硝子と歩いていたら、突然見つけた光景。
西陽が差す、校庭で、二人きりで特訓しながらその雰囲気は暖かい。
『五条って、あんな顔するんだ』
「ん？あぁ、それな。あの子の前だと妙に柔らかいよね。雰囲気が」
そ、か。
"水野蘭"は一言でいえば苦手なタイプだった。
物語のヒロインみたいに、話すと心地好くて、そのまま甘えたくなるようなそんな性格。
言うなれば＿＿＿天女？天使？女神？
どれも大層なものだ。
だから皆あの子の前だと、自然と笑顔になる。
「そいやAって五条のこと気になってるんだっけ」
『別に...イケメンだなぁとは思うけどさー。それに五条って多分蘭のこと......』
「まあ、好きだろうねー。蘭も罪な子だわ」
『罪か。確かに、存在がもう罪だよね』
終身刑並の、罪だよ。ヒロインは
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ホワホワ - めっちゃ面白いです！更新待ってます！！ (3月23日 15時) (
レス) @page37 id: d16746353f (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - うららさん» 初めまして、面白くて最高すぎて涙が出そうです💝、あのうららさんと会話したくてボードで会話するのは平気でしょうか？これからも応援してます (3月21日 20時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
nachu(プロフ) - 待ってましたあぁぁ！！次の更新も楽しみに待ってます❤️ (3月17日 21時) (レス) @page37 id: d62d5ed77b (このIDを非表示/違反報告)
LuNa(プロフ) - 更新きたぁぁぁぁ"！もうすぐ読みました！来た瞬間ヤッホーイですよ！😭本当に最高でした！…本当に大好きです！更新本当にゆっくりでいいんで、頑張ってください！！！無理しないでくださいね！！更新ありがとうございます！🎉 (3月17日 21時) (レス) id: de0c19e396 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - 櫻田たるとさん» 更新本当に遅くなって申し訳ございません🙇🏻♀️🙇♀️🙇🏼♀️ゆっくりになるとは思いますが必ず完結させます!! (3月17日 19時) (レス) id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うらら | 作成日時：2023年9月24日 16時
