ヒロイン30 ページ34
灰原のバカが話の途中に割り込んでしまったせいで絶対大事な話をしてたのに中断させてしまった。
しかもなんか七海怒ってるし。
夏油は変だし。いや、夏油はいつも通りに見えるけど、少し変に感じるくらい。
灰原はこんな時でも明るく朗らかで灰原！！って感じバンバンだし。
良い事なんだろうけど今はちょっと空気読もうねとは思っちゃうよね！！
私にはそんな空気明るくするほどのヒロイン能力持ってないからさあ！？ごめんなさいねえ。
「お腹すきましたね！！早く戻って夕食たべましょ！」
『うーん、さすが灰原。君には一生敵わない気がする』
「？？よく分からないけどありがとうございます！」
うん、素直〜。
その素直さでスタスタと早歩きをしている不機嫌顔の七海くんを元気付けに行ってあげておくんなよ。
私が無言で七海を指さしてGOサインを灰原に出すと、灰原はそれをどう受け取ったのか私の腕を掴んで七海のもとへ送り込んだ。
あ、そうだった。灰原は空気が読めないんでした。
「七海！A先輩が何か七海を指さしてたんだけど、何かしたのかい？」
「は？」
『いやバカ〜！』
思わず灰原の腕を掴み夏油の方へ送り込む。ダメだ、灰原がいるとますます話がややこしくなる。一回誤解をとかねば。
『あのね？七海。私が言いたいのは、さっき大事な話してたっぽいじゃないですか。それを邪魔して申し訳ないな……と』
七海の不機嫌顔が怖すぎて思わずこちらが先輩なのに敬語を使ってしまう始末。
ひぃ、先輩の威厳無くなっちゃうよ。
私が愛想笑いと共に七海を見ると先程より眉間がよって怒った表情に見える。
こ、怖
『そんな怒った顔されちゃ……』
「怒ってませんよ。ただ……あなたのそのアホ面見てたら分かんなくなっただけです」
怒ってない。
七海から出たその事実に安堵しながらもアホ面という言葉にやっぱり舐められてるんだなと逆に怒りが湧いた。
まあいいけど。
「はぁ……。きっと違う。私はこの人を見てどう思ったりもしない……はず」
『あの、さ？七海？さっきからブツブツ怖いかも……みたいな？』
七海は私と夏油を見比べてはため息を吐くということを繰り返すばかりで私はますますこの二人の邪魔をしてよかったものかと思い始める。
でもまあ旅館の部屋が近づく度にそんな気持ちも消え失せる。
蘭に会うのが、後ろめたい気持ち。
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ホワホワ - めっちゃ面白いです！更新待ってます！！ (3月23日 15時) (
レス) @page37 id: d16746353f (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - うららさん» 初めまして、面白くて最高すぎて涙が出そうです💝、あのうららさんと会話したくてボードで会話するのは平気でしょうか？これからも応援してます (3月21日 20時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
nachu(プロフ) - 待ってましたあぁぁ！！次の更新も楽しみに待ってます❤️ (3月17日 21時) (レス) @page37 id: d62d5ed77b (このIDを非表示/違反報告)
LuNa(プロフ) - 更新きたぁぁぁぁ"！もうすぐ読みました！来た瞬間ヤッホーイですよ！😭本当に最高でした！…本当に大好きです！更新本当にゆっくりでいいんで、頑張ってください！！！無理しないでくださいね！！更新ありがとうございます！🎉 (3月17日 21時) (レス) id: de0c19e396 (このIDを非表示/違反報告)
うらら(プロフ) - 櫻田たるとさん» 更新本当に遅くなって申し訳ございません🙇🏻♀️🙇♀️🙇🏼♀️ゆっくりになるとは思いますが必ず完結させます!! (3月17日 19時) (レス) id: 95fb161e69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うらら | 作成日時：2023年9月24日 16時
