愛してるって言えないS h o r i_S 3

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翌日の放課後、

花火大会行くの憂鬱だなと
思ってた昼休み。





Shori(いきなりごめん。屋上きてくんない？)





いきなり、呼び出された。





なにか、嫌な予感がする。



私の嫌な予感は大抵当たるから嫌だ。









「どーしたの？」






「あのさ、おもちゃ3ヶ月なれ

って言ったけど、今日で終わりにしてやる。

嬉しいだろ？

お前の望んでた事だもんな？」





ほら、やっぱり。

思った通り。





「もう、風磨くんに迷惑かけようが、

俺はもう飼い主じゃないから、

好きにしろ。」








「でも、急になんで？」





「望羽と付き合うことになった。」






「え？」








「だからさ、あんまり望羽には、


迷惑かけたくないんだ。」







「そっか。」






前の私なら喜んで





"やったー"



って思ってたかも知れない。









でも、

遅いよ、

勝利。







私、この気持ちに


気づいてしまったから。





"やったー"


なんて言って喜ぶことは出来ない。







でも、その事を知られるのが嫌で。







「よかったー！



やっと、勝利から開放されるよ！」





なんて、言ってしまった。



そうやって、みんな、

私から色々取っていくんだ。



私がそう言った後の勝利の顔は何故か


悲しそうだった。









ねぇ、なんで……？

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