愛してるって言えないS h o r i_S 3

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Aside



風磨に背中押してもらって、



ひたすら勝利を探す。



するとLINEが来た。





Shori(花火の時のあの場所に5分以内に来い)





(わかった。)







相変わらず絵文字もないなとか



思いながらそこの場所へ向かった。








「遅い。1分遅刻。」








「はぁはぁはぁ、



いいじゃん1分くらい！


もう、犬でもなんでもないんだし。」






「は？って、


体力なさすぎなんだよ」








「5分なんて無茶でしょ。」






「俺の犬ならちゃんと



やってくれるのにな。」









「それなら良かった。犬やめて！」









勝利は、えっ……と小さい声で呟いた。









「風波A。



俺は、お前が好きだ」









……









「返事は？」









「好きじゃない」









「え。」









「大好き！」









って、言いながら




ぎゅっと抱きついた。









「びっくりした……」









「良かったこれで犬制度も



「なくなんねぇよ？」



え！」









「当たり前だろ。


俺の彼女になるってことは、


そーゆー事だからな？


わかったか。」









「はい……」









「あ、さっきの仕返し。





ねぇ、A？」









「ん？」









「すきって10回言って？」









「な、なんで。」









「俺の言うこと聞けないの？」









「わかったよ。







すきすきすきすきす

キスキスキスキスキスk…んっ。








なにしてんの。」









「キスっていったじゃん。」









「まさか、言わせるために……」









「俺、頭いいから笑」









「もう、知らない。」


わざとそう言うと







「ごめんて。かわいすぎてからかった。」







え？勝利が謝った！？







「ねぇ、好き」




「なんだよ、急に。」



「いいじゃん。」






「俺は、好きなんて言葉じゃ物足りない。







愛してる」









「なんで先に言っちゃうの。」









「俺より先に言える日は来ねえよ笑」









愛してるって言えないS h o r i__S






Fin

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