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風磨side
俺は、様子がおかしかったAを
ずっと見てたつもりだったのに、
いつの間にか、はぐれてしまった。
「中島、A見てないよな。」
「え?見てないけど。
もしかして、はぐれた?」
「みたいだ……」
「みんなで探そう!」
「悪いな。心配かけて。」
でも、こんな人が多い中、
Aが見つかるはずもなく。
気づいたら、近くで探してた、
勝利もいなくなっていた。
遠くの方を見ると、勝利がいて、
追いかけたら、
勝利が
Aを見つけていた。
見つかってよかったって気持ちと
なんで、
俺が1番に見つけられなかったんだろう
って気持ちが混ざって気持ち悪い。
そのまま行けばよかったのに、
何故か盗み聞き状態になってしまった。
ひゅーどん
花火が始まった。
あー。Aと一緒に笑い合いながら、
見たかったな。
その時、Aの声が聞こえてきて、
「あ、花火始まったね。」
「俺さ、」
「ん?」
「お前のこと好き。」
「え……?んっ。」
「え、嘘だろ……」
俺は頭が真っ白になった。
こんなことになるなら、
ここにいなきゃ良かった。
帰ろうと思った。
けどできなかった。
足で近くの草に触ってしまい
ガサッと音が鳴ってしまった。
「なんだろ。」
「A〜!」
と空元気に駆け寄った。
俺が現れた時の
Aの顔はひきつり、
勝利は、バツが悪そうな顔をしていた。
「大丈夫だったか?
本当、心配したんだからな〜」
「ごめん。」
「ま、無事でよかったわ。帰ろっか」
「風磨くん、待って。」
「どした。勝利。」
「もうちょっと2人で
いさせてくれないかな。
ちゃんと一緒に帰るから。」
なんて言い出した。
「……わかった。ちゃんと帰ってこいよ?」
としか言えなかった。
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涼介大好きとびっこ(プロフ) - 約夜以さん» コメントありがとうございます(*^^*)検討しますね。 (2018年9月14日 17時) (レス) id: ff1f44c906 (このIDを非表示/違反報告)
約夜以(プロフ) - この続きのお話し出してください (2018年9月14日 2時) (レス) id: 599b6b6f57 (このIDを非表示/違反報告)
涼介大好きとびっこ(プロフ) - 、さん» 外してると思うんですが外れてないですかね? (2018年7月8日 15時) (レス) id: ff1f44c906 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月8日 14時) (レス) id: a8360c3871 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼介大好きとびっこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=d4b9505a1188ebe8ac73ac4f154917e3&scr=n...
作成日時:2018年7月8日 14時