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ページ33

Aside






大「A…好きだよ」









耳元で言ってくるから


一瞬ドキッってなっちゃったじゃん。









「……私は、嫌い…」




大「俺の目を見て言って」






「…っ……」









大「言えないんだ」


「言えるもん…」







大「なら言って。俺もそれであきらめる」



「………」









大貴のこと、好きじゃないと


自分に言い聞かせて







今なら言える、そう思って









「……大貴のことなんか好きじゃ…」




大貴の目を見て言おうとしたとき









「すきじゃな…んっ」









唇に、ちゅっと柔らかい感触が。




さっきとは全然違う、


優しい…すごく甘いキス…












「………っ…す、き」







私の中の何かが切れて、涙があふれでた


無意識に、好きと言ってしまっていた。









大「ふふ、やっと言ってくれた。」




そう言って大貴は笑いながら


また、唇にキスを落とす





そのまま、私の涙を舌ですくう。









「…っ…ぁ……」








好きと言って後悔したけど、


さっきの彼の笑顔は後悔をすぐ消してしまう





嬉しい、って思った。









___そんな自分がまた、いやになる。

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作者名:夜桜 | 作成日時:2018年4月4日 22時

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