平成を跳ぶっ！橙さん♪

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涼介side




…なにがあった。



たった数分前。


俺らは全員でエレベーターに乗って下に降りてた。

で、近くに大きな雷が落ちて、停電&エレベーター動かない→大ちゃん過呼吸…



簡単に言うとこんな感じ。


あ、そういえば、


大ちゃんエレベーター乗るとき顔少し強張ってた気も…



それにこの症状…もしかして、暗所か閉所恐怖症？

え、でもそんなの聞いたことねーよ…？



それに光くん、まるで知ってたかのように…


対処してる。


お母さん、ってどういうことだ？


そーいえば、大ちゃんとはかなり長い付き合いだけど、お母さんの話、大ちゃんから聞いたこと、ないや…



大ちゃんのこと、一番知ってるのは俺だと思ってた。逆に俺のことを一番知ってるのは大ちゃんだと思う。


でもまだ、知らないところがあったんだな、って思うと少しショックだったりもする。



今まで普通にエレベーター乗ってたから、気づかなかった。



気づいたら、大ちゃんは落ち着いたようで、光くんの腕の中ですやすやと眠ってしまっていた。

かわい。



山「…その、光くん。閉じ込められてる状態で聞くのはあれだと思うけど…知「今の、どういうこと？大貴に何があって、なんでひかは落ち着いて対処できてたの？」うん、それが聞きたかった。」

知念がかぶせて聞いてきた。


八「これは…俺が言っていいことかわかんない、だけどこれだけはバレたわけだし、言っとく。大ちゃんは暗所、閉所恐怖症だよ。俺が知ったのも、半年前くらい。」

やっぱり…



なんで黙ってたんだろ…




あの反応からして結構昔からな気がするけどな…


八「俺と大ちゃんが同じだったヒルナンデスのロケでも同じようなことがあってさ。大ちゃん問い詰めたらポツポツと話してくれたんだ。でも多分すべてを語ったわけじゃないと思う。」



大ちゃんの…過去…？

知「なんで黙ってたの？メンバーでしょ？」

薮「大ちゃんは基本人に迷惑かけたくない人だもんね。特に年下組には、心配かけたくなかったんじゃない？ま。俺らに話してくれなかったのはどうかと思いますけどね？」

八「あの、大ちゃん問い詰めるけどさ、覚悟、しといてね。俺途中しか聞いてねーけど聞いてるだけで辛かったから。あの過去から今の笑顔ができたの、すげーと思うくらいに。」


ひかるくんの顔は真剣だった。



そんなに辛いもの背負ってたの…？


俺ら親友じゃん、なんでも話せよ…



俺悲しい…寂しいよ…

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