気付かれなくていいの (ページ10)

今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:121,174 hit

今やスターなのに？！ページ10

Vさんは、まだ私の心の中でもやもやとしているのをわかっていたんだろうけど、ずっと笑顔で真剣に教えてくれた。

v「じゃあ、今日も終わりね！！お疲れ様！！よくがんばったね～～笑笑」
そう言いながら優しく頭を撫でてくれる。
お母さんや、まだお金にも余裕があった頃の優しいお父さんのことを思い出す。

褒められたら、素直にありがとうって笑えてたのにな。。

「お疲れ様です。今日もありがとうございました！！」
と距離を置くように挨拶をする。

v「あ！そーだ！！ライン交換しよ！！これからオーディションのこととかレッスンのことで連絡取らなきゃいけないこと多いだろうから。いい？？」

アイフォンを片手に私の背に合わせてかがんだ。
恥ずかしくなった。

え？！今やスターなのにいいの？！
こんな一般人に教えちゃっていいの？！

「オッパは。。その。。芸能人なのにいいんですか？？ラインとか勝手に教えちゃって。。」

v「(あなたの名前)ちゃんもこれからスターになるからだいじょぶ！！」

くうううすごく根拠ない気が。。
でもその笑顔見てたらやっぱ笑顔になっちゃいます。

「わ、わかりました！！」

そしてお互いのライン友達に追加し合った。

v「ちゃんと秒でライン返してね～？？笑笑」

「は、はい！！」

ああああスターのライン入っちゃったよ。。
ジミンさんが知ったらまた怒るだろうな。。
どうかバレないで。

あのあとVさんに送ってもらって、(代表が見つけてくれたなかずく家賃の安い)マンションに着いた私はラインを開いた。

以前はBigHitの練習生グループと、最近仲良くなった練習生のスヨンオンニ(以下sy)しかいなかったはずのライン友達に、[キムテヒョン]の文字が当たり前のように並んでいて不思議な気持ちになった。