気付かれなくていいの (ページ35)

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オーディションページ35

ここまで長かったなあ。。

テヒョニオッパに手を引かれてオーディションの会場に着いた。

非公開のオーディションで、人は少ない。

さすがにテヒョニオッパを知らない人はいないと思ったから、
「トイレ行って来てもいいですか？？緊張で。。」

と言って自然に離れた。

さすがに手を繋ぐのはダメです。

それからも繋がれないように必死に、歩いて喋った。

どうであれ、ついにオーディションのとき。

審査員『エントリーNo.32(あなたの名前)さん、どうぞ。』

曲が流れ始めると、ダンスを始めた頃より自然に曲に沿って踊れるようになった。

緊張してはいるけど、楽しいって思える。

最後までやりきった。

曲が終わる。

審査員『ありがとうございました。次はボーカルの方です。』

「はい！！お願いします！！」

私はボーカルには自信を持っていた。

ボーカルのレッスンではいつもいい評価をもらっていた。

定期的なテストでも練習生で一位を取っていた。

私が歌うのはBIGBANG のSOLさんの[eyes nose lips]。

韓国語も今ではほとんどできるようになった。
レッスン厳しかったもんな。。泣

～♬
前奏が始まる。

緊張を押し殺すように息を吸って声を出す。

静かだけど、強くしっかり歌う。

曲が終わる。

審査員『ありがとうございました。このあと審議して発表するので会場に残っていてください。』

ああ。。終わった。

選ばれることはできるのかな。。

ドキドキ