気付かれなくていいの (ページ21)

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おかえりなさいオッパページ21

翌日の朝。

練習室には私より先にテヒョニオッパがいた。
早朝の、私の好きな青白い世界の中にテヒョニオッパが窓の外を見て立っているのはなんとも絵になる。

テヒョニオッパがこちらに気づく。
v「(あなたの名前)ちゃん？！痩せた？！痩せちゃった！！ちゃんと食べてた？？大丈夫なの？？」

昨日の電話は覚えてないみたい。よかった。

やっぱりそんなに痩せたんだろうか。。
無理しすぎちゃったかも。

だからか、ここ最近体がだるい。

「テヒョニオッパおかえりなさい！！大丈夫です！！ダイエット成功ですかね。。笑」

v「ダイエットって。。こんなに小さいのに。。」

私の頬を両手で包んでそんな風に心配した顔するなんて。。絶対あなたモテますよね？！

「ジミンさんをみならったんです。。アイドルらしくなったって認めてもらえるようにテヒョニオッパが帰ってくるまで頑張ってみたんですけど。。」

v「ジミニ。。ジミニは努力家で尊敬するのはいいけど無理に見習っちゃダメだよ？？
ジミニは男だし体が丈夫だけど、(あなたの名前)ちゃんは女の子なんだからちゃんと食べなきゃダメでしょ。まだ成長期なんだから！！」

まだ18歳の私は子供って言いたいの。。？？

一人でなんでもできるようになりたいし、一人で頑張ったこと認めてもらいたいな。。

結局誰かのため。とか自分に意志がない私自身に嫌気がさす。

「テヒョニオッパがいなかったから。。」
一人で頑張ったこと褒めて欲しかったんです。。

v「ん？？
さみしかったのかあ～～！！笑笑可愛い奴め！！笑」

言いかけてやめた。
誰の負担にもなりたくない。

「へへへ。ちゃんと食べますね！！笑」

とりあえず46キロから目標の40キロまで落とせたから少しずつ食べるようにしよう。
体調も良くないから、テヒョニオッパに従うことにした。

午前の練習中。

頭がクラクラして来た。
久しぶりに本格的に教えてもらって、少しハードに感じる。

v「(あなたの名前)ちゃん大丈夫？？顔色悪いよ？？ちょっと休も？？」
って私の手を引いて練習室のなかのスタジオのソファに連れて行く。

「大丈夫なので！！」
休みたくないって思って言ったけど、

v「大丈夫っていっつも言わないの！！」
って怒られた。

ソファに寝かされて、
v「ほら！！寝て？？お昼ご飯の時間になったら持って来てあげるから。」

「でも！テヒョニオッパぁ。私大丈夫です。。」

v「倒れちゃったら大変でしょ？？ちょっとくらい休んでも大丈夫！！オッパのゆうこときいて？？」