気付かれなくていいの (ページ19)

今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:121,173 hit

らしくない。ページ19

彼はBigHitの前で私を待ってくれていた。

いきなり家に来たいなんてめちゃくちゃだよ。

私に気づくと
ch「やっほ。連れてけー。」
って相変わらず無表情。
でも、なんか無理に笑おうとしている？？

「なんかあったの？？」

ch「ちょっとー、なんてゆうか、うまくいかないやつの気持ちがわかったって感じかな。。お前みたいなね笑」

「し、失礼な！！」

ch「ふふ。」
鼻で笑われる。

家に着くと、ゆっくりとソンユンは私の部屋に足を踏み入れた。

ch「ふーん意外と片付いてる。」

「ソンユンとは違ってね。」

言い返してくるかと思ったのに。

ch「座っていい？？」
っていって、いいって言ってないのに私のベッドに座る。

ベッドに座るのは、ちょっと抵抗があったから床に座ってソンユンを見上げるように話しかけた。
「なにがうまくいかないの？？」
一応心配しているつもり。。

ch「あれ？？キムテヒョンとかスターにチヤホヤされて、俺のことなんか興味ないかと思った。」
そう言って急に私の目の前にかがんだ。

そして私の頬を両手で包む。

こんなこと、好きな人以外にされたらたまったもんじゃない！！って思って顔をブンブンと振った。

ch「犬かよ。」

私だけ顔が熱くなってるのが、恥ずかしくなって
「もうっ！！さっさと用件を！！」
もっていたCHIMMYちゃんのクッションでソンユンをバシバシ叩きながら言った。

ch「BTSの奴らと比べられた。同じ歳でも実力が違いすぎると。BigHitは人材がいっぱいいていいなあってソンユンはBigHit で何してきたんだろう？BTSとは比べもんにならないなってさ。笑笑」
無理して笑うなんて。。らしくないよ。

この人もこう見えて努力家だ。
でもBigHitでは認められなかったと思っているのだ。

私はなにもかも下手くそだから、気持ちがわかる。。

私の目の前でうつむいている。
「ソンユン。。？？うまくいかないことはきっとスターになるための最低条件だよ。これからもっと辛いこともあるはずだよ。でもソンユンは強いもんね。私なんかより全然才能もあるし。。だから諦めないで！！私もソンユンに負けないようにオーディション頑張るから！！」

熱苦しいこと言っちゃった。。
恥ずかしい。

私にその綺麗な顔が近づく。
私が後ろに後ずさろうとしたら、

ch「かわいくなっちゃったな。。」

って言うから意味わかんなくて、恥ずかしいからソンユンを押しのけようとしたら、全身を捕まえられた。
テヒョニオッパ程ではないけど強い力で。