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NOside
轟がAをおろそうとした時、飯田が話しかける
飯田「3人とも…僕のせいで傷をおわせた 本当にすまなかった…」
飯田「何も…見えなくなってしまっていた…!」
飯田がポロポロと涙を流しながら謝る
轟はAをおんぶしたままだ
Aも何も言わない
出久「…僕もごめんね 君があそこまで思いつめてたのに全然見えてなかったんだ 友達なのに…」
出久も謝る
A「…みんな生きてる だから大丈夫だよ 出久くんに関しては、友達だからってなんでも分かるわけじゃないと思うよ」
Aが口を出す
A「…私もごめんね 足でまといのお荷物だったよね… 何も出来なかった」
Aが弱々しい声を出す
轟「Aはお荷物なんかじゃねえよ」
轟が否定し、飯田にもしっかりしろと伝える
A「…ねえ、焦凍くん」
会話が区切れたことを確認してAが轟に声をかける
轟「なんだ?」
A「下ろして欲しいな」
轟は小柄なAの足を地面につけるためにしゃがんでAを降ろす
A「ありがと」
轟「おう」
そして、轟がAが地面に足をつけたことを確認して手を離した瞬間
グラ「伏せろ!!」
グラントリノが叫んだ
A「え、」
Aは貧血でぼんやりする頭でのせいで反応が遅れてしまう
A(あれはUSJの時にいた…!)
空を飛んでいるのはUSJの時にいたあの怪物とよく似た姿の敵
片目を怪我していて血を零しながらこちらへすごいスピードで飛んできている
すると、その敵はAを鳥のような足で掴む
A「あ…」
轟や出久、飯田の焦ったような驚いたような顔がやけにゆっくりと見える
轟「A!!」
出久「Aちゃん!!」
A「わっ、ちょ、」
Aを掴んだ敵は急上昇していく
Aは個性を発動しようとするがヒーロー殺しで疲れたせいか、貧血のせいか、上手く使えない
A「この…!」
Aはどうにか抵抗してみるが、意味が無いようだ
その瞬間、Aを掴んでいた敵の動きが止まった
A(これは…)
動きが止まった敵と重力に従い落ちていく
ステ「偽物が蔓延るこの社会も」
するとヒーロー殺しに敵は殺される
ステ「
Aは地面に落ちる前に受け止められる
ステ「粛清対象だ…ハァ、ハァ」
ヒーロー殺しは疲れているようで肩で息をしている
A「…!」
ステ「全ては 正しき 社会のために」
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作者名：ritsu | 作成日時：2023年2月20日 23時
