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Noside
そして、出久をぶん投げるがオールマイトにぶつかられ、ゴールゲートは通れなかった
だが、勝己はもう1度最大火力を出す
A「勝己くん…」
勝己の腕のコテは最大火力をノーリスクで打つため
勝己の腕はだいぶ痛いはずだ
なのに、それを連発する
だが、それも避けられて地面に押し付けられる
そこへ出久が飛んできて、オールマイトをぶん殴り、勝己を抱えてゲートをくぐる
Aはそれを見て優しく微笑み、静かにモニタールームを出た
A(次は、私の番…!!)
実演場の入口の前で深呼吸をする
Aには特に情報は無いが、向こうは知っているかもしれない
A(本来、敵との戦闘はそんなものだ…!)
そして初めの位置につき、始まりのアナウンスを聞く
A(クリアを優先するならさっさと逃げるのが得策かな…)
そう思い、ゲートの方へ走り出そうとした
読取「やはり、クリアを優先するなら逃げるか…」
A「!!」
読取は、手に持っていた薙刀を勢いよくAの背後からふる
Aは、それを塀の上に飛び上がって避ける
A(来るの早過ぎない…!?)
開始して、30秒も経っていない
割と近くにゲートがあるのか、読取の足が早いのか…
A「どちらにしろ、簡単に逃がしてくれるつもりは無いようですね」
Aは冷や汗をかきながらも笑う
読取「あぁ、簡単に逃がしてしまえば俺が怒られるからな」
読取も、笑う
A「私のこと、どこまで知ってるんですか?」
読取「あぁ、資料は見せてもらったよ だから、資料に書いてあったことまでは知ってるよ」
A(じゃあ、副作用までは知られてない…)
Aがそこから打開策を考えようとすると…
読取「ふうん、資料に書いていないこともあったんだね」
不気味に笑いながらAに話しかける
A「!!!」
Aは驚いて、思考が一瞬止まる
読取「おや、打開策を考えなくていいのかい?」
読取は、思考が止まったことを知っているかのように話しかける
A「…なるほど、“相手の心を読む”と言ったところですか?」
読取「御明答」
Aは思わず読取を睨んでしまう
読取「さあ、君はここからどうする？君の考えは全てわかる 君の感じることはすぐに聴こえる」
A「どんな策を考えても無駄ってことですか?」
読取「あぁ、そうだよ」
Aは笑いながらも焦っていた
これも知られているのだろうが、焦らずにはいられなかった
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作者名：ritsu | 作成日時：2023年2月20日 23時
