5 ページ21
Noside
Aがモニタールームに着くと既にお茶子と出久がいた
A「あれ、出久くんは分かるけどお茶子ちゃんも?」
勝己が作戦会議を出久とするはずがないことはわかっていたからいると思っていたが、お茶子までいるとは思わなかった
お茶子「アハハ、話が通じない感じなんだよね…」
お茶子も出久もAも苦笑いしあった
A(容易く想像できるのが怖いな…)
1戦目は佐藤と切島VSセメントスだ
2人は当然のように正面突破をしに行く
A(佐藤くんの個性なら筋肉量が少ない私にもいいんだけど、佐藤くんの倍のスピードで脳機能が下がるからなぁ…)
Aは2人をみながらそんなことを考える
2人はセメントの壁を当たり前のようにぶち破っていく
お茶子「頑張れ、切島君、佐藤君!」
お茶子は応援しているが、
A「いや、このままだと2人が不利になるんじゃ…」
お茶子「へ？」
お茶子がこちらを振り向く
出久「切島君と佐藤君の個性は確かにすごいけど…時間に制限がある…!」
A「それに対してセメントス先生はそれがないんだよ コピーして使ってみたから分かるんだけど…時間が経てば経つほど、切島くんたちが不利になるんだよ」
Aがモニターから目を離さずに言うと、
お茶子「そんな…」
出久「この実技テストは生徒の天敵となる先生を意図的にぶつけてる…!その課題を如何にしてクリアするかが鍵なんだと思う!」
リカ「その通りだよ 自分たちの番が来るまで、対戦する教師との相性をじっくり考えておくことだね」
Aはそれを聞いて自分の個性の課題を考える
A(佐藤と切島と同じように時間制限があること…かな?)
ということは読取は長期戦を得意とした個性なのだろうか
モニターを見ると2人は案の定正面突破できず、負けを告げるアナウンスがなっていた
リカバディーガールはそれを聞き、椅子から立ち上がり2人の元へ向かった
お茶子「嘘…ここまで一方的に…」
お茶子は口を抑えてびっくりしている
出久「個性の相性が悪すぎたんだ」
出久も冷や汗をかいてモニターを見ている
Aも少し緊張気味だ
なんせ自分の個性と同じ課題を持った2人がこんなふうにやられたのだから
A(想像よりも…難易度が高いかも…)
Aの相手の情報は身長と体格、名前ぐらいしかないのだから焦るのが少し遅いくらいなのかもしれない
2回戦目は梅雨と常闇VSエクトプラズムだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ritsu | 作成日時：2023年2月20日 23時
