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猗窩座「お前…名前は?」
煉獄「俺は炎柱、煉獄杏寿郎だ」
猗窩座「杏寿郎、話をしないか?」
煉獄「俺と君とでは物ごとの価値基準が違うようだ」
猗窩座「そうか、では素晴らしい提案をしよう」
猗窩座「お前も鬼にならないか?」
A「杏寿郎お兄ちゃんは鬼になんてならないよーだ!」フンス
煉獄「ならない」
朱鳥「断られてやんの!」
瑠維「いや、二人共少し黙れや」
A「ごめんなさい…」シュン
朱鳥「すんまそー…」
瑠維「朱鳥ー?」ピキピキ
朱鳥「スミマセンデシタ」
猗窩座「見ればわかるお前の強さ、その闘気…練り上げられている。“至高”の領域に近い」
猗窩座「杏寿郎…なぜお前が至高の領域に踏み入れないのか教えてやろう」
瑠維(喋ってるあいだに太陽昇らないかなー…)
猗窩座「人間だからだ、老いるからだ、死ぬからだ。鬼になろう杏寿郎。そうすれば百年でも二百年でも鍛錬し続けられる、強くなれる」
A「眠い…」
朱鳥「平手打ちして起こそうか?」
A「いや…朱鳥お姉ちゃんの平手打ちは死 ぬほど痛いからやめとくね」
朱鳥「そうか!」
竈門「…!」キョロキョロ
煉獄「老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ、老いるからこそ、死ぬからこそ、堪らなく愛おしいく尊いのだ」
瑠維「だとしたら私らは?」
朱鳥「まぁまぁ」
煉獄「何度でも言おう、君と俺とでは価値基準が違う…俺は如何なる理由があろうとも、鬼にはならない」
猗窩座「そうか…」
術式展開・破壊殺【羅針】
猗窩座「鬼ならないなら殺す!」
A「その為にも私達はここにいるんだよっ!」
朱鳥「あぁ!よもや兄をお前なんかに殺されてたまるかっ!」
瑠維「いやA…いつになったら太陽昇の?」
A「えっ?えーっと……に…二時間後らへん…かな?」
瑠維「何故に疑問形」
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猗窩座「杏寿郎…死ぬな」
煉獄「ハァ…ハァ…ハァ…」
瑠維「ねぇA?どーして太陽は昇らないのかなー?」ピキピキ
A「だって…分からなかったんだもん…」
朱鳥「しょうがないさ!」
瑠維「はぁ…煉獄ー!そろそろ戻ってこーい!癒してあげますからー!」
猗窩座「癒す?貴様は人間の怪我を治すのか?」
瑠維「はっ?何か悪いことでも?別に良くないですか?」
猗窩座「貴様は鬼だろう?何故鬼殺隊側にいるのか理解し難い」
つづく
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ミリア - こちらこそすみませんでした;; (2019年11月17日 16時) (レス) id: 529b85d986 (このIDを非表示/違反報告)
瑠維(プロフ) - ミリアさん» すみません…お断りしますね。ごめんなさい… (2019年11月17日 16時) (レス) id: e13b63df4d (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - あの、一緒に鬼滅の刃×はたらく細胞の血小板ちゃんの恋愛長編を作りませんか?血小板ちゃんは炭治郎達の仲間を設定で。 (2019年11月17日 15時) (レス) id: 529b85d986 (このIDを非表示/違反報告)
みどり - おお、面白い!受験終わったらでいいので時透くんとばったり会う的なのお願いします! (2019年11月14日 16時) (レス) id: ae6be26781 (このIDを非表示/違反報告)
瑠維(プロフ) - ミリアさん» はい!頑張っていきますね! (2019年11月9日 13時) (レス) id: e13b63df4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠維 マカロンペ朱鳥 | 作成日時:2019年10月10日 22時