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宇髄「そりゃまぁ変装よ。不本意だが地味にな。お前らはあることをして潜入してもらう」
瑠維「ビクッ」
宇髄「俺の嫁は三人共優秀な女忍者くの一だ。花街は鬼が潜む絶好の場所だと俺は思ってたが、俺が客として潜入した時鬼の尻尾は掴めなかった。だから客よりももっと内側に入ってもらったわけだ」
瑠維「……」ガタガタガタ
宇髄「すでに怪しい店は三つに絞っているからお前らはそこで俺の嫁を捜して情報を得る。
ときと屋の“須磨”。荻本屋の“まきを”。京極屋の“雛鶴”だ」
嘴平「嫁もう死んでんじゃねぇの?」
瑠維「死んでないと思いますよ」
ドゴォン
「ご用意の物をお待ち致しました」
宇髄「どうも」
竈門「……」
瑠維「……」
ーーーーー
宇髄「おい!いい加減にしろ!面を外せ!」
瑠維「これだけは断る!断るぅぅぅぅう!」
ギギギギ…
宇髄「お前結構力あんな!」
瑠維「それを女の目の前で言うっておかしいだろお前!筋肉馬鹿野郎!」
スポンッ
瑠維「お面がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
宇髄「お前…派手だな!」
瑠維「褒め言葉なのそれ…」
我妻「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!可愛いぃぃぃぃぃぃぃ!」
竈門「うん!せっかく綺麗な顔なのに面などで隠しては勿体ないぞ!」
瑠維「黙れクソ餓鬼が…」
嘴平「お前も餓鬼だろ」
瑠維「私は優に百歳を超えているから餓鬼ではない…」
宇髄「お前ド派手にすげぇな!」
瑠維「……」
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『吉原 遊郭
男と女の見栄の欲。愛憎渦巻く夜の街
遊郭・花街はその名の通り一つの区画で街を形成している。
ここに暮らす遊女たちは貧しさや借金などで売られてきた者が殆どでたくさんの苦労を背負っているが、その代わり衣食住は確保される。
遊女として出世できれば裕福な家に身請けされることもあった。
中でも遊女の最高位である“花魁”は別格であり、美貌・教養・芸事全て身につけている特別な女性。位の高い花魁には簡単に会うことすらできないので逢瀬を果たすため男たちは競うように足繁く花街に通うのである』
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「こりゃぁまた…不細工な子たちだね…」
瑠維「……」
「ちよっとうちでは…先日も新しい子入ったばかりだし悪いけど…」
「…まぁ一人くらいならいいけど」ポッ
宇髄「じゃあ一人頼むわ。悪ィな奥さん」
「じゃあ真ん中の子を貰おうかね」
炭子「一生懸命働きます!」
つづく
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ミリア - こちらこそすみませんでした;; (2019年11月17日 16時) (レス) id: 529b85d986 (このIDを非表示/違反報告)
瑠維(プロフ) - ミリアさん» すみません…お断りしますね。ごめんなさい… (2019年11月17日 16時) (レス) id: e13b63df4d (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - あの、一緒に鬼滅の刃×はたらく細胞の血小板ちゃんの恋愛長編を作りませんか?血小板ちゃんは炭治郎達の仲間を設定で。 (2019年11月17日 15時) (レス) id: 529b85d986 (このIDを非表示/違反報告)
みどり - おお、面白い!受験終わったらでいいので時透くんとばったり会う的なのお願いします! (2019年11月14日 16時) (レス) id: ae6be26781 (このIDを非表示/違反報告)
瑠維(プロフ) - ミリアさん» はい!頑張っていきますね! (2019年11月9日 13時) (レス) id: e13b63df4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠維 マカロンペ朱鳥 | 作成日時:2019年10月10日 22時