肆拾話【後編】 ページ41
炭治郎「なんで投げたの?」ニコニコ
カナヲ「……」
炭治郎「あんなに回るんだね!」
カナヲ「指示されてないことはこれを投げて決める。今あなたと話すか話さないか決めた。話さないが表。話すが裏。裏が出たから話した。」
カナヲ「さようなら。」
炭治郎「なんで自分で決めないの?カナヲはどうしたかった?」
カナヲ「...どうでもいいの。全部どうでもいいから自分で決めれないの。」
炭治郎「この世にどうでもいいことなんてないと思うよ!きっとカナヲは心の声が小さいんだろうな…指示に従うのも大切だけど…あっ、そうだ!それ、貸してくれる?」
カナヲ「えっ?あっ、うん…」
炭治郎「よし!投げて決めよう!」
カナヲ「...?」
炭治郎「カナヲがこれから自分の心の声を聞くこと!」ピンッ!
炭治郎「わー!飛ばしすぎた!」
炭治郎「表!表にしよう!表が出たらカナヲは心のままに生きる!わっ!あれっ?どこ行った?!おっとっと…」
パァン
炭治郎「とれたとれた!カナヲ!いくよ?」
カナヲ(どっちだろう…落ちた瞬間が背中で見えなかった…)
炭治郎「表だ!!」
炭治郎「カナヲ!」
炭治郎「頑張れ!人は心が原動力だから心はどこまでも強くなれる!」
カナヲ「っ……」
炭治郎「じゃ!またいつか!」
カナヲ「な…なんで表を出せたの?!(投げる手元は見えた…小細工はしてなかったはず…)」
炭治郎「偶然だよ!それに裏が出ても表が出るまで何度でも投げ続けようと思ってたから!それじゃあ、お元気でー!」
カナヲ「………」ギュッ
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善逸「えーっ!まだ指令来てなかったのかよ!居て良かったじゃん?!しのぶさんちに!」
炭治郎「いや…治療終わったし…1ヶ所に固まっているより…」
善逸「あんな悲しい別れをしなくて良かっただろ!」
炭治郎「いや…指令が来た時に動きやすいように…あと炎柱の」
善逸「バカバカバカァ?!」
伊之助「おい!」
善逸「今忙しいの!」
伊之助「おい!おいっ!」
善逸「何だようるさいな!」
伊之助「なんだあの生き物は!」
?「あれ?騒がしいと思ってきてみたら…炭治郎くん達じゃない!」
?「ぜ…善逸くん!久し振り!」
炭治郎「ん?あっ!雷葩さ…」
善逸「雷葩ちゃぁん?!お久しぶりだね!!…ところで後ろの人は?」
雷葩「後ろ...?」
朱鳥「あぁ...僕の事かな??」ニコッ
つづく
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作者名:佐倉。 瑠維 マカロンペ朱鳥 兎羽 x他3人 | 作成日時:2019年9月16日 21時