私達と柱【鬼滅の刃】弐 (ページ38)

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参拾玖話【前編】ページ38

しのぶ「姉さんこの子全然ダメだわ！」

カナエ「んー？」

しのぶ「言われないと何も出来ないの！食事もそうよ？！食べなさいって言わないと、ずっと食べない！ずうぅっと！お腹を鳴らして！」

カナエ「あらあら...」ﾆｺｯ

しのぶ「こんなんでこの子どうするの？！」

カナエ「まあまぁ...そんなこと言わずに、姉さんはしのぶの笑った顔が好きだなあ。」ﾆｺｯ

しのぶ「っ！」ﾋﾟｷ

しのぶ「だって！自分の頭で考えて行動できない子はダメよ！危ない！」

カナエ「まぁ,そうなんけだどね～。」

しのぶ「ひとりじゃ何も出来ない！決められないのよ？！」

ｽﾀｽﾀ(少女に歩みよる

カナエ｢じゃあ1人の時は、この硬貨を投げて決めたらいいわよ。ねー、カナヲ。」ﾆｺｯ

しのぶ「姉さん！」

カナエ「そんなに重く考えなくていいんじゃない？カナヲは可愛いもの！」

しのぶ「理屈になってない！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

カナエ「きっかけさえあれば、人の心は花開くから大丈夫。いつか好きな男の子でも出来たら、カナヲだって変わるわよ。｣ﾆｺｯ

カナヲ「...」ｼﾞｰ(硬貨を見つめる

ー今に戻るー

カナヲ「...」(炭治郎を見つめる

炭治郎「いいぞ！その調子だ！ばっと！ぐっと！ぐっと！頑張れ善逸！その調子だ！いいぞぉ！」

2人「うぉぉぉぉぉ！」

カナヲ「……」

ーーーー

鴉「カァァァァア！」

炭治郎「え？！」

炭治郎「伊之助！伊之助！もうすぐ打ち治った日輪刀が届くって！」

伊之助「本当か！」

炭治郎「さっき鴉から聞いた！鋼鐘塚さんの匂いだ！」

ーーーー

伊之助「いやっほぉぉ！！」

炭治郎「急げ！急げ！」

炭治郎「あ！鋼鐘塚さーん！お元気でしたかっ…えっ…は…鋼塚さ…」

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ...

鋼鐘塚「よくも折ったな…俺の刀をぉぉお！！」

炭治郎「...?!」

鋼鐵塚「ぁぁぁあ！」(炭治郎に突進する

ｽﾞｻｧｧｱ(鋼鐵塚から避ける

炭治郎「はっ、鋼鐵塚さん！？」

鋼鐵塚「よくも折ったな...俺の刀...よくも...よくもよくも！！」

炭治郎「ひっ...す！すみません！でもほんと！俺も死にそうだったし！相手もすごく強くて！」

鋼鐵塚「違うな！関係あるもんか！お前が悪い！全部お前のせいだ！」ﾋﾞｼｯﾋﾞｼｯ(炭治郎をつつく

炭治郎「いっ、いひゃい、いひゃいです！｣

鋼鐵塚「こぉろしてやるぅぅう！！｣

炭治郎「いやぁぁあ？！」

しのぶ「...」ｼﾞｯ
しのぶ「新しい訓練でしょうか。」

アオイ「違うでしょ」

つづく。