私達と柱【鬼滅の刃】弐 (ページ12)

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弐拾陸話【前編】ページ12

姉さん｢喰ってないわ…そんなに..｣

しのぶ｢私は西から来ました。お嬢さん...西です。｣

姉さん｢殺したのは5人よ!嘘はついていないわ！｣

しのぶ｢山の西側では大量に繭がぶら下がっているのを見て来ました。中に捕らわれた人々は液状に解けて全滅。その場所だけでも繭玉は十四個、ありました。十四人…死んでるんです、私は怒ってるのではないですよ？ただ、確認しているだけ..正確な数を｣

姉さん｢...｣

しのぶ｢お嬢さんは正しく罰を受けて生まれ変わるのです！｣

姉さん｢罰？｣

しのぶ｢人の命を奪っておいて何の罰もないなら殺された人が報われません。だから人を殺した分だけ私がお嬢さんを拷問します。目玉をほじくり出したり、お腹を切って内蔵を引き摺り出したり、その痛み苦しみを耐え抜いたらあなたの罪は許される。一緒に頑張りましょう！大丈夫！お嬢さんは鬼ですから死んだりしませんし後遺症も残りません！｣ﾆｺｯ

姉さん｢冗談じゃないわ…!!死ね！クソ女！｣

しのぶ｢蟲の呼吸…蝶ノ舞…戯れ…仲良くするのは無理なようですね。残念です。｣

姉さん(見えなかった...でも首は切られてない。体が小さいから首を切るほどの腕力がないんだわ...!!これなら勝てる…!!)ﾄﾞｸﾝｯ

姉さん「..?!なに...これ？！」

ﾊﾞﾀｯ...

しのぶ｢首を斬られてないからって安心したらいけませんよ。私のように毒を使う剣士もいますからね。鬼殺隊…蟲柱。胡蝶しのぶ。私は柱の中で唯一鬼の首が斬れない剣士ですが、鬼を殺せる毒を作ったちょっと凄い人なんですよ？あぁ！失礼しました。死んでるから聞こえませんよね？うっかりです。｣

ーー

ｸﾞｻｯ

村田｢ゲホッゲホッ｣

しのぶ｢大丈夫ですか？｣

村田(こんな細い刀で刺しただけなのに繭が破れた...)大丈夫です！鬼に止めを刺さなくていいのですか？｣

しのぶ｢藤の花の毒で殺したんです。もう死んでいるのであのまま腐ります。私は薬学に精通しているんですよ。服が解けただけで体は殆ど無傷ですね！｣

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炭治郎(勝った。父さんが助けてくれた。家に代々伝わる神楽で何故技を出せたのかは分からない。でもそれで助かった。勝てたよ禰豆子。瑠維。視界が狭まる。見えずらいぞ呼吸を乱発しすぎたせいか？耳鳴りが酷い。体中に激痛が走ってる。早く回復しなければ！俺はまだ戦わなければならない！伊之助と朱鳥を助けに行くんだ！早く！禰豆子…瑠維…どこだ...?!頼む...無事でいてくれ！)

ｿﾞﾜｯ

つづく