参拾漆話【前編】 ページ34
しのぶ「鬼は嘘ばかり言う...自分の保身が為、理性もなくし、剥き出しの本能のまま人を殺す。」
しのぶ「...炭治郎くん、頑張ってくだいね。どうか禰豆子さんを守り抜いてね。自分の代わりに君が頑張ってくれていると、私は安心する。気持ちが楽になる。」
炭治郎「...」
しのぶ「全集中の呼吸が止まってますよ。」ニコッ
炭治郎「..あっ!!」
しのぶ「....」ニコッ
サッ
炭治郎「...頑張ろう..!!」
炭治郎(全集中の呼吸..!!)
炭治郎(...母さん、花子、竹雄、茂、六太...!!俺、必ず禰豆子を人間に戻してみせるから...!)
ーー
炭治郎「なほちゃん!きよちゃん!すみちゃん!」
なほ すみ きよ「??」
炭治郎「俺の修行の手伝いをして欲しい!俺が寝ている間、全集中の呼吸をやめたら、布団叩きでぶん殴ってくれないか?!」
なほ すみ きよ「...?」
炭治郎「お願いします!」
なほ すみ きよ「...いいですよ!」
炭治郎「本当?ありがとう!」ニコッ
ー夜ー
炭治郎「zzz」スースー
なほ「大丈夫ね!」
きよ「炭治郎さん頑張ってる!」
すみ「はい!」
炭治郎「zzz」グガー
なほ すみ きよ「やあぁぁ!」ベシ!ベシ!
炭治郎「ぎゃぁぁあ!?」
〜〜〜
炭治郎「不甲斐ない...もう1回お願いします!」
なほ すみ きよ「はい!頑張れ!」
炭治郎「今度そこ..!!」
炭治郎「zzz」ヒュー...ヒュー...
炭治郎「zzz」グガー
なほ すみ きよ「やぁあ!」ベシ!ベシ!
炭治郎「ぎゃぁぁあ!?」
ー朝ー
アオイ「今日も炭治郎さんだけですか。」ムスッ
炭治郎「すみません...声はかけたんですけど...」
アオイ「まぁ、私は知りませんが。」プイッ
ーー
炭治郎(全集中の呼吸をしたままの訓練も、だいぶ体に馴染んできた..!!かなり技愛を入れないと、まだ一日中全集中の呼吸は出来ないけど、全集中の呼吸を長くできるようになればなるほど!基礎体力が上がるんだってことがわかった!)
炭治郎「ぐぅぬぅぅう!努力!努力!努力ぅう!」
ー数日後ー
カナヲ「...」
アオイ「では!始め!」
なほ すみ きよ「がんばれー!」
炭治郎「...」ダッ
カナヲ「..?!」
炭治郎(追えてる...!ちゃんとあの子を追えてる!着いていけてる..!!)
炭治郎「あと...もう、ちょっと..!!」
炭治郎(取った..!)
カナヲ「...」バッ
炭治郎「?!」バタンッ
炭治郎(もう少しだったのに...身を捻って避けられた?!)
炭治郎「いっつ...」
つづく。
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作者名:佐倉。 瑠維 マカロンペ朱鳥 兎羽 x他3人 | 作成日時:2019年9月16日 21時