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参拾伍話【前編】 ページ30

瑠維「え...??まって、私そんな話されてないよ...?」

橋「え?瑠維、話されてないの?」

瑠維「...私ばっかり言われてないってなんかやだなぁ...」ムスッ

雷葩「だ、大丈夫だよ!瑠維!私だって、言われたの最近だし...!!」

瑠維「最近って?」

雷葩「あ...えと...」

瑠維「絶対に2ヶ月は前だよね?」ニコッ

雷葩「うぅ...」

朱鳥「こらこら、あんまりいじめないの。」

瑠維「いじめてなんかないもーん。」

橋「ところで雷葩と朱鳥は、誰を稽古するつもりでいるの?、最近は隊士のことでみんなピリピリしてるから、簡単に選んだらダメだよ?」

雷葩「僕も、ちゃんと考えたよ...依怙贔屓とかなく、しっかり。でも、やっぱり一番この子がいいな...って。僕より年上だけど...」

瑠維(善逸くんだね...)

朱鳥(善逸だな...。)

橋「そっか...しっかり考えたんだね!偉い偉い!」

雷葩「そんなことより、私は橋の方が気になるな...」

朱鳥「確かに...」

瑠維「朱鳥はどうせ伊之助くんでしょ?」

朱鳥「ほ、ほっとけ!」

雷葩「仲良いなあ」ニコニコ

橋「私は...稽古....」

雷葩(橋...)

雷葩「焦る必要はないと思うよ!ゆっくり考えたらいいんじゃないかな!」

橋「...うん!!ありがとう。」


瑠維「みんなばっかずるいー!私も稽古したい!」

雷葩「あ、あのね、瑠維」

瑠維「んー?」

雷葩「私、三人の隊士を育てることになっちゃって...一人だけ、引き取って欲しいの!」

瑠維「本当に?!いいの?!」

雷葩「双子の子供なの」ニコッ

橋「双子か...性格はにてるの?」

雷葩「真逆らしいよ?色々と」

朱鳥「真逆...??」

雷葩「うん...話によると、髪色も真逆だし、性格も全然違うとか...お姉ちゃんの方は綺麗系な顔立ちだけど、妹の方は可愛い系な顔してるって。」

朱鳥「それはまた...厄介だねえ。」

橋「雷葩、3人も頼まれるなんて、お人好しすぎだよー!ちゃんと断ることを覚えなきゃ!」

雷葩「う...ごめんなさい...シュン」

瑠維「隊士!隊士!可愛い隊士!」

朱鳥「瑠維が引き取るのは、姉?妹?」

雷葩「瑠維に任せるのは妹だよ。」

瑠維「楽しみだなぁ...んふふ。」

雷葩「今度、詳細と瑠維の稽古を受けてくれるかとか、お返事聞いて鎹鴉に送らせるよ。」

瑠維「ありがとー!」

橋「私...。」

つづく。

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作者名:佐倉。 瑠維 マカロンペ朱鳥 兎羽 x他3人 | 作成日時:2019年9月16日 21時

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