参拾壱話【前編】 ページ22
炭治郎(この子...たしか...。)
炭治郎「最終選抜のときの子だ。」
隠「お前、昨夜カナヲ様に踏んずけられたの忘れてるな?継子ってのは柱が育てる隊士だよ。相当才能があって優秀じゃないと選ばれない。女の子なのにすげぇよな」」
隠。「失礼します、栗花落様。胡蝶様の申し付けで参りました。御屋敷に上がっても宜しいですか?」
隠。「よろし...い?」
カナヲ「...。」ニコニコ
隠。「よろしいですかね?」アセアセ
?「何方ですか!」
隠「「?!?」」
隠「うぇっ、あの!」
隠。「胡蝶様に!」
アオイ「隠の方ですか?怪我人ですね。此方へどうぞ。」ザッザッ
隠。「あ!はい!」
〜屋敷内にて〜
善逸「5回?!5回飲むの?!1日に?!3ヶ月間飲み続けるの?この薬?!これ飲んだら飯食えないよ!すげー苦いんだけど!辛いんだけど?!」
雷葩「う...僕も苦手、これ...。」
善逸「ていうか!薬飲むだけで俺達の腕と足治るわけ?!本当?!ねぇほんとに治るわけ?!どうやって治るわけ?!ちゃんと説明して欲しいわけ!!」
雷葩「善逸くん!みんな困ってるよ!ここ病室だから!静かに...!!...ね?」
アオイ「まだ騒いでるの?あの人。」
炭治郎「...!!善逸!雷葩さん!」
アオイ「静かになさってください!説明は何度もしましたでしょう?!いい加減にしないと!縛りますからね?!」
善逸「ガタガタ」
アオイ「まったく...もう!」
炭治郎「善逸、雷葩さん!」
善逸「?!...いやぁぁあ?!」
雷葩「炭治郎くん..!!無事でよかった..!!」
炭治郎「雷葩さん...!大丈夫ですか?!」
善逸「あ...炭治郎...。」
炭治郎「善逸!怪我したのか?!山に入ってきてくれてたんだな...!」
善逸「うわぁぁあ!たんじろー!聞いてくれよぉお!臭い蜘蛛に刺されるし!毒ですごい痛かったんだよおぉ!さっきからあの女の子にガミガミ怒られるし..!!最悪だよぉぉお!」
隠「ちょっと...離れろよ...!俺関係ない...」
炭治郎「..??善逸、雷葩さん、なんか...ちっちゃくないか?」
雷葩「それはね...蜘蛛の毒で蜘蛛になりかけたから、手足が一時的に短くなってるんだよ...それを治すためのお薬なんだけど、すごく苦くて...」
炭治郎「それでこんなに駄々こねてるのか...」
炭治郎「そう言えば善逸!伊之助と、村田さんを見なかったか?!」
善逸「村田って人は知らないけど。伊之助なら隣にいるよ?」
炭治郎「え?」
つづく。
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作者名:佐倉。 瑠維 マカロンペ朱鳥 兎羽 x他3人 | 作成日時:2019年9月16日 21時