過去〔朱鳥編〕 ページ10
朱鳥「じゃあ行ってきます」ニコッ
？？？「いってらっしゃい...って何処に行くの？」
私の幼馴染の
父「朱鳥は今日、山の山菜を取りに行くんだよ」
天納「そうなんだー！私この山に生えてるキノコ、美味しいから好きなんだ！」
朱鳥「そうなんだじゃあ帰りに取ってきてあげるよ...ただ、帰りが遅くなるかもしれないけれどそれまで待てる？」
天納「うん待てる！」
父「はっはっは相変わらず仲がいいな....朱鳥、鬼には気おつけろよお母さんのようにはならないでくれ」
朱鳥「......うん、分かったよ」
4年前に鬼が私達の家を襲いに来た時私達3人は何とか逃げる事は出来たのだが、お母さんはそのまま食われてしまった。私達を庇うようにして。
朱鳥「それじゃぁ気を取り直して.......行ってきます」ニコッ
父「行ってらっしゃい」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
朱鳥「うわ、真っ暗だな」ｻﾞｯｻﾞｯ
遅くなってしまったし二人に心配をかけてしまったかな...
朱鳥「ただい....ま......？」ｶﾞﾗｯ
そこには真っ赤な世界が広がっていて
周りに父だったものと、天納だったものがあった.........
朱鳥「あ....あぁ...あﾞぁぁぁあぁぁ！」
私はその場に崩れ落ちた
まただ、また鬼は私の大切なものを奪っていくお母さんも、お父さんも、天納も全部奪われてしまった今ここに鬼は......居ないようだ
朱鳥「.........」
.........そう言えば小耳に挟んだことがある、世の中には鬼殺隊と言う鬼を殺す剣士達が居るらしい
朱鳥「私もそこに入れたら、私と同じ思いをする人は居なくなるのか？」
こんな悲しい思いを他人に感じて欲しくはない
だが、鬼を滅する事が出来たなら...私、いいや私達は幸せになれるのだろうか
朱鳥「鬼殺隊、入ってみようか......その為には修行する必要があるな」
朱鳥「その前に..どこに行けば入れるのだろうか..」
つづく
大正コソコソ噂話
瑠維は三色団子が好物のようですよ
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作者名：佐倉。 瑠維 マカロンペ朱鳥 | 作成日時：2019年9月4日 21時
