拾捌話【前編】 ページ45
炭治郎「待て伊之助!一緒に!」
ギィッ
伊之助(早い!が!)
瑠維「ちょっ?!」
伊之助(よきれねぇことじゃねぇ!)
伊之助「..!しまった!蜘蛛が居た!あが!(動けねぇ!殺られる!)」
ガキィン
朱鳥「伊之助大丈夫か?!」
伊之助「……」ホワホワ
朱鳥「...?伊之助?」
スパァン
瑠維「さすが朱鳥!」
炭治郎「伊之助!一緒に戦おう!一緒に考えよう!この鬼を倒す為に力を合わせよう!」
瑠維(うーん…これなら朱鳥と私でやろうかな…お金より死んじゃった方が嫌だもんね)
瑠維「朱鳥。お金払うからあいつ殺ろ?」
朱鳥「別に...金はいらないよ...。」
瑠維「...!」パァア
スパァン
瑠維「よし!こんなもんかな?」
炭治郎「す、すごい!(あの鬼を切った!)
炭治郎「ん?伊之助?」
伊之助「お前に出来ることは俺にも出来るんだよ!」ガシ!
瑠維「え?なんで私まで?」
伊之助「ふぅん!ぬあぁぁぁぁぁ!」
朱鳥「おー。綺麗に飛んでったねー」
炭治郎「は!」スンッ
瑠維「鬼!」
炭治郎「この匂い。そういう事か!伊之助!」
-----
母さん「……!(殺られた!殺られた!あの人形が1番早くて強いのに…!そもそも累が私のとこに来たのが悪いのよ!それで焦って!焦って!焦って!)」
母さん(上?!)
瑠維(今回は...炭治郎君に譲ろうかな)
炭治郎(水の呼吸!壱ノ型!)
母さん(殺される!首を切られる!考えて!考えるのよ!あっ…でも…死ねば…解放される…楽になれる)
瑠維(鬼が自ら首を...!?)
炭治郎「...伍ノ型!..干天の慈雨。)
母さん(?!これは…優しい雨に打たれている感覚。少しも痛くない。苦しくもない。ただ…暖かい…こんなにも穏やかな。これで解放される…)
瑠維「……」
母さん(あの…目…優しい目…人間だった頃…誰かに優しい眼差しを向けられた気がする…あれは…誰だった?思い出せない…いつも私を大切にしてくれていた人…あの人は今どうしてるのかしら?)
母さん「十二鬼月がいるわ…気をつけて…」
炭治郎「え?...待って!」
瑠維「...!!」
瑠維「十二鬼月が...?!」
炭治郎(十二鬼月がいる。本物の...十二鬼月が、この山に。)
つづく。
8人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:佐倉。 瑠維 マカロンペ朱鳥 | 作成日時:2019年9月4日 21時