拾漆話【後編】 ページ44
伊之助「(なっ…)なんじゃそれぇぇぇ!?俺もやりてぇぇ!?」
瑠維「え?…」ポカンッ
伊之助「うぉぉぉぉ?!わはははははは!とべぇ!どぅりゃぁぁぁぁ!」
伊之助「...!っはぁ!見たかよ!お前が出来ることは俺にも出来るんだぜ!」
炭治郎「すまない!ちょっと見てなかった!」
伊之助「なにぃ?!」
炭治郎「状況が状況だから...」
瑠維「すごい!私もやる!」
朱鳥「は?っちょ瑠維!」
タタタタ
瑠維「どっこいせぇ!!よし!絡まった!」
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母さん「……くそ!役に立たない人形ばかり…おの人形を出すしかないわね…」
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伊之助「なにぃ...!お前もできんのかぁ?!弱味噌女!」
瑠維「誰が弱味噌女だってぇ?私一応貴方より階級は上なのよ?」ムカッ
伊之助「知らねぇ!ほら見ろ!ほらほら!俺の方が強いんだよ...!」
朱鳥「二人共!そんなことしてる場合じゃないだろう?!」
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母さん「もう必要ないわ!脆い人間のお人形は!役立たず!役立たず!」グィ!
グキッ!
炭治郎「...!?」
少年「ごほ…」ゴキッ
少女「がはっ…」ゴキッ
瑠維「そ…んな…」
朱鳥「炭治郎…」
炭治郎「………」
伊之助「……」
炭治郎「行こう…」
伊之助「あぁ。」
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伊之助「こっちだ!かなり近づいているぜぇ!」
炭治郎(風向きが変わって鼻も聞くようになってきたぞ。これなら鬼の位置が分かる!)
瑠維(何かいる…)
朱鳥「……」
炭治郎(匂いは後2つ...!居る...!!)
炭治郎「伊之助!」
伊之助「俺の方が先に気づいてた!その首ぶった切ってやるぜ!」
ビュン
伊之助「っあぁぁあ!」
伊之助「はぁ?!」ガキィン
瑠維「なんで…」
伊之助「こいつ…首がねぇ!」
朱鳥「うぅーん…困ったね」
瑠維「これは朱鳥に頼るしかないかな?」
朱鳥「はぁ?やだよ?」
瑠維「えっ…」ショボン
伊之助「あいつ…急所がねえぞ!ねぇ物は切れねぇ!」
伊之助「...はぁっ!?!」
ザシュッ
炭治郎「伊之助!」
伊之助「どうすんだ!どうすんだ!」
炭治郎「落ち着け!袈裟斬りにするんだ!右の首の付け根から左足下まで切ってみよう。広範囲だしかなり固いと思うが多分!」
瑠維「それなら私と朱鳥でやろう?」
朱鳥「やだ。それなら条件が必要だ」
瑠維「?なに?」
朱鳥「...」ミブリテブリ
瑠維「おし!炭治郎君頑張ってね!」
伊之助「おりゃぁぁあ!」
炭治郎「待て伊之助!」
つづく
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作者名:佐倉。 瑠維 マカロンペ朱鳥 | 作成日時:2019年9月4日 21時