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過去「雷葩編」 ページ4

雷「いやだ!やめて!!」

?「大人しくしろ。」

雷「痛い...痛い痛い痛い痛い」
雷(何日たっただろうか)
雷(あの日から)


昔...

パチン

雷「痛い...やめて...ください」

?「あんたさえ居なければこんな思いをせずに済んだのに。」

?「あんたはいらないの。この家には」
?「私とあの方さえいればいいのよ。」

雷「ま、まって...!!」

雷「置いてかないで...」


そして...

?「君は今日からこの施設で暮らすんだよ。」
?「私の名前は明白、よろしく」ニコッ

雷(や、やさしそうなひと...)
雷(この人なら、大丈夫かな...)
雷「よ、よろしく...お願いします。」



雷(あの時、もっと早く逃げていれば...)
?「おい、弐十九番、投薬の時間だ」
雷「はい。」

コツコツ

医師(?)「これが今日の分だ。」
雷「....」

医師(?)「どうした?早く飲んでくれ」
医師(?)「はぁ...そこの君手が空いてるならこいつを拘束してくれ。」

雷「や、やめてっ!」
?「暴れるな。」
雷「んぐ...ゴホッゴホッ」

医師(?)「よし、飲みましたね。では、また明日」ニコッ

〜翌日〜

?「起きろ..おい!いい加減にしろ!」バチンッ

?「なんだ..これ...」

雷(いた...なに、これ...違和感が...)

雷「へ?」

雷(え...なんで...)

医師(?)「身体能力の向上、そして、血液を流すと女になる..,と言った所でしょうか
医師(?)「今日はもう部屋に戻っていいですよ。」ニコッ
雷「は、はい...」


雷(今日は監視が薄くなる日...今なら...)キィィ...
雷(!、あいた...)

必死に逃げた。後ろから誰も来ていないのを確認しながら。

雷(これから...どうしよう。)


?「おい、そこのガキ」
?「何やってんだこんな夜中に、危ねぇぞ」
?「家はどこだ?」

雷「...い」

?「は?」

雷「僕は...!!いらない子だから、帰る家も、愛してくれる家族もいない....!!」ポロポロ

?「...そうか。」
?「寂しぃ思いしてきたんだな。」
?「...なぁ、お前がよけりゃだが」
?「鬼殺隊入ってみねぇか?」

雷「きさつ隊...?」

?「あぁ、鬼殺隊だ。」
?「いいか?よく聞け、この世にはな、鬼っちゅう人を喰うバケモンがいる。」
?「それを殺すのが鬼殺隊だ。」
?「どうだ?興味ねぇか?」

雷「は、入りたい!です!!」

?「そうか!俺の名前は婉雅...これから宜しくな!」

雷「は、はいっ!」

大正コソコソ噂話
雷葩の性別欄が(?)になっていたのはここでの話が理由らしいですよ?

修業「雷葩編」→←壱話



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作者名:佐倉。 瑠維 マカロンペ朱鳥 | 作成日時:2019年9月4日 21時

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