世界が2つに別れても【らっだぁ運営】『金豚きょー』 (ページ5)

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4日ページ5

あ、やべぇ今すぐ遠くに行かないと…

「おいっ！お前昨日俺の店に盗みに入ったやつじゃねぇか！」

おっさんはそう俺に言葉を投げつけると、店の机の下に隠していたであろう拳銃を取り出して俺に構えてきた。

これはやりかえすしかねぇ…!と思い、自分の持ち歩いている拳銃をおっさんに向けて構えようとした。

ﾊﾞｯ

き「は…？」

いきなり俺の視界が傾いた。

何かに体を押され倒れたんだ…。

腹のあたりに違和感を感じ、目を移すと…

昨日の少女が俺を押し倒したんだろうという状況だった＿＿

その少女のおかげでおっさんが撃った銃は避けれた。

すると少女はすぐ立ち上がり、

『こっち!!』

そう言って俺の手を引いた。

．

少女に付いていくと細い路地を迷路のように走っていく道だった。

俺でもようやく通るくらい。あのおっさんは通れねぇだろうな。

き「おい」

安全を確認した後少女に声をかけた。

き「お前、なんで俺を助けた？」

『……貴方が…私に似ていたから』

あ、こいつ……昨日の俺と同じことをｯ

そして俺は昨日から抱いていた疑問を少女にぶつける。

き「現国のやつだろ？服装からも分かるが、その口調と優しさでさらに確信した」

『ｯ………そうだよ。さらに言えば……貴方も元は現国の者でしょう？しかも、、、運営盗賊の一員』

あっさり認めるやがる…なにか問題があるわけじゃねぇのか？

少女は深くかぶっていた黒い頭巾を外し、俺を見てこういった。

『私は、瀬野 A。』

き「名乗ってる場合じゃねぇ。なんか問題あるから自分で人捨て場まで来たんだろ。教えろ」

なんでこんなことを思ったのか分からない。

でも何故か、助けなければそう思った。

すると、

ｸﾞﾙﾙﾙﾙﾙﾙ

腹の音が鳴った。

俺じゃない。ってことは……

き「お前、w腹減ってたのかww」

馬鹿にしたようにそう言うと顔を真っ赤にして怒ってくるA。

『ｯ/////別にいいでしょ!?』

き「だいじょーぶ。俺んちで食わせられると思うから着いてこい。」