Bangar Night No,1 (ページ33)

今日:20 hit、昨日:4 hit、合計:30,701 hit

27 ページ33

宏太side

やばい！

涼介の目が。

赤色に...

ボ「その目だよ(｡･m･)ｸｽほら、涼介私を殺して伝説のアサシンを超えろォォ！」

涼介「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ！」

『涼介ぇ！』

ズブっ！

涼介が刺したのは、自分の右胸だった。

涼介「ガハッ！！」ビシャ！

『っ！涼介！』

俺は、いや、俺達は、痛む体を引きずりながら涼介の元に駆け寄った。

涼介「こ...うた...。これで...い...いんだ...。
俺は...大丈...夫...だから...。」

『絶対に死なせない！裕翔、運ぶぞ！』

裕翔「うん！」

『涼介！死ぬなよ！』

涼介の意識は、朦朧としていて、目の焦点が合わなくなっていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
『知念！』

侑李「おかえr...！涼介ぇ！」

『裕翔、涼介をベッドに』

裕翔「わかった！」

涼介の軽い体は、ベッドに置かれ、そのベッドも見るうちから涼介の体から大量に流れ出る紅い花に染まって行った。

侑李「とにかく応急処置だけして病院に運ぶ！」

『了解！なんか手伝えることあるか？』

侑李「手先が器用な光と、裕翔は、僕のこと手伝って。他の人は、涼介のからだとか拭いたりして！」

JUMP「了解！」

侑李「絶対に助ける！」

それから、10分で知念は、涼介の応急処置を終えた。

今は、病院で涼介の処置が終わるのを待っている。

涼介が自分の胸をさした時の顔や、引き抜く時に飛び散った大量の赤。

そればかりが、俺の脳裏を掠める。

ウィーン。

『涼介は！？』

医「なんとか持ちこたえましたが、彼、精神がボロボロみたいですね。両腕傷だらけでした。」

傷だらけ。それは、涼介が我慢をして耐えきれなくなってリスカしたあと。

医「彼は、体が安定しても心が安定するかは...。精神科の先生とも話し合ってみてください。では、失礼します。」

『ありがとうございます。』

侑李「僕のせいだ...。僕が僕が...うわぁ！頭痛い！ごめんなさい...ごめんなさい...」

裕翔「ちぃ！落ち着いて。誰のせいでもない。涼介のナイフを止められなかったのは、近くにいたはずの俺なんだよ！」

『裕翔、知念。一旦落ち着け。涼介に会いに行くぞ。』

それから丸々1ヶ月涼介は、眠ったままだった。