鈍感少女と怪談好き少年 (ページ5)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:2,169 hit

お化けページ5

ショウ「映ってる。」

『変な事言わないでよ！』

アコ「うわっ！さっきはこんなの見えなかったよ！
ゆ、幽霊だ！」

ショウ「しっ！静かに。」

アコ「え？どうしたの？誰かいるの？」

ジリリリリリリリリリリジリリリリリリリリリリ

アコ「なんで電話なんかかかってくるのよ！」

ショウ「君が出て。」

アコ「え？私が？なんでよ！」

ショウ「僕はカメラを回すから。」

『私が出る。平気、だよね？(不安げ)』

ショウ「大丈夫。とって。」

『も、もしもし。』

？「ようこそ。怪談レストランへ。」

『∑ヾ(;ﾟ□ﾟ)ﾉｷｬｧｧｧｧｧ！え？足が動かない(泣)』

ショウ「ん？」

『ねぇ、今、何も映ってないよね。』

？「ご注文は？」

『いやぁぁぁぁ!!!!』

ガシッﾀﾞｯ

『はぁはぁ･･･コケるかと思った。』

アコ「さっき投げたのなんなの？」

ショウ「サビた釘だよ。
サビには魔女よけの効果があるんだ。」

アコ「じゃあやっぱりさっきの！」

レイコ「馬鹿ね。人が幽霊だとか騒いでいるのは
錯覚なのよ。」

『あぁ！』

レイコ「このレストラン、随分昔に潰れたのに
電話回線は生きてたみたいね。」

『もう！脅かさないでよ。幽霊みたいな真似までして！』

レイコ「何も言ってないわよ、私。」

『え？』

レイコ「ただ、電話をかけただけ。」

『だって、あの声･･･ようこそって言ってた。』

アコ「そうだ！さっきのビデオは？」

『え？足が掴まれて(怯)』

？「ご注文は？」

ショウ「このことは、
誰にも言わないでくれるかな？」

アコ・レイコ「え？」

ショウ「僕達だけの秘密にしよう。」

アコ「秘密？」

レイコ「面白そうね。」

『仕方ないなぁ。』

ショウ「この街に来てよかったよ。
面白い場所が沢山ありそうだ。」

アコ「そんなこと言うひとは初めて。」

『変人だね。』

ショウ「明日はどこに探検しようか。」

『え？』