猫のような蝶 (ページ24)

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～チャンミンside～

CM/YN「は、はい！」

スマン先生に呼ばれてそばに行くと彼女は先程のダンスを踊っていた人物とは思えないほど小さく、フードからチラリと見えた顔はまだ幼さは見えた
表情こそ何も移していなかったがその瞳には敵意にさえ見間違えてしまうほどの警戒心が宿っていた

YN「えっと、初めましてだよね？東方神起のユノです」

CM「俺はチャンミンです」

『………』

IS「この子はA、日本人でここの秘蔵練習生だ」

CM「……何で本人ではなくスマン先生がしているんですか？あなた、聞いているんですか？おん？」

彼女は何も言わないまま無言で俺達の横を通って練習室を出ていった

CM「……ヒョン、ちょっと行ってきます
(スタスタ)」

YN「(ガシッ)いやいやいや、どこ行こうとしてるの？まず社長の話聞こうな？」

CM「はぁ…、わかりました。それで社長、あいつはいったいなんなんですか」

IS「詳しい事は言えないが、ある事情であの子はSMの秘蔵練習生をしているんだ。そこで君達にはあの子に歌やダンスのレッスンをしてもらいたい」

CM「……何で俺達がアイツにレッスンをしなければならないんですか」

IS「端的に言うと君達にはあの子の後ろ盾に、あの子を守ってくれるような存在になってほしいんだ。もちろん、無理にとは言わない。だが、しばらくは様子を見てくれないか？そこまでしてやっぱり無理なら私も諦めるよ」

CM「………わかりました、しばらく様子を見ます」

IS「そうか…ありがとう。ユノもそれでいいかな？」

YN「え？あ、はい！僕も大丈夫です」

IS「そうか…2人とも本当にありがとう。あの子のことよろしく頼む」

そう言った社長は静かに俺達に頭を下げた