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コナンside
久しぶりの親戚との再会に
両手を広げて良い笑顔で抱き合いたい所だが
俺は唾をゴクリト飲んだ。
その宝石のように綺麗な緋色の瞳。その目を見開き
俺の目を何か探るように覗き込むAねぇちゃん。
「....そっくりって言うか...新一じゃないの?」
さすが同じ血が流れてるだけある。
跳ねそうになる肩を必死に正常に保って
何も悟られないように俺は平然を装った。
「よく言われるんだ!
でも僕は正真正銘、新一兄ちゃんとは別人だよ?」
「..........ふーん、.....そっか」
腑に落ちない顔。
さすがにAねぇちゃんの目はごまかせないか...?
Aねぇちゃんの疑うような視線に耐えきれなくなった俺は、もう全てを話しちまおうかと
そう諦めかけたその時だった
「....っ!?んぐっ...!」
後頭部と背中に腕を回され、Aねぇちゃんの柔らかい胸に顔を押しつけられる。
「やぁぁぁん♡本当に小さい新一にしか見えない♡
かーわーいい!!♡」
「!?」
苦しいほどに強く抱かれ、思わず彼女の背中をなけなしの力で叩いた。
すると彼女は我に帰ったかのように、慌てて俺の肩を押す。
「あっ...ごめんね!苦しかったよね!?
もろ小さい新一すぎてつい嬉しくて...!」
目をキラキラと輝かせ、愛しそうに俺を見る彼女。
「コナンくんね!
わたしはAよ!好きに呼んでね」
「....うん、宜しくね、Aねぇちゃん...」
(....ハハ...どうやら助かったみたいだ....。)
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よんたん(プロフ) - 悠希さん» 有難うございます❤︎頑張れます🥹励みです🥹🍀 (5月22日 14時) (レス) id: b102824eca (このIDを非表示/違反報告)
よんたん(プロフ) - しまさん» 赤井しゃん...❤︎笑 有難うございます🥹 (5月22日 14時) (レス) id: b102824eca (このIDを非表示/違反報告)
よんたん(プロフ) - ダイアナさん» 嬉しい...有難うございます😭 (5月22日 14時) (レス) id: b102824eca (このIDを非表示/違反報告)
よんたん(プロフ) - アンさん» 頑張れます🍀ありがとうございます❤︎ (5月22日 14時) (レス) id: b102824eca (このIDを非表示/違反報告)
よんたん(プロフ) - さくら(ふぶきち)さん» ありがとうございます❤️ (5月22日 14時) (レス) id: b102824eca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よんたん | 作成日時:2023年5月2日 1時