同居人が顔面の良さと色気爆走させてる【赤井秀一】 (ページ20)

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待て、それはそれで話が変わってくるぞ安室さんよ。

.....いや、とにかく私が今すべき事は一つだ。

私は安室さんの正面に立つと、それはもう深く深くお辞儀をした。

「すみません....！私安室さんの事勘違いしてて...！」

人通りの多い中、目立った行動をした私に安室さんは慌てる。

「いえ、そんな...！
　同性愛者だと勘違いされたぐらいでなんて事ありませんよ....！」

「違うんです私、安室さんと好きな人が被ってるって勘違いしちゃって...それで勝手に安室さんの事敵対視しちゃってたんです」

涙目でその事をカミングアウトすれば
安室さんの眉がピクリと動いた。

「......それってもしかして....
いや、...なんでもありません」

「え？」

安室さんは切り替えるように優しい笑みを浮かべると
私の肩に手を添えた。

「これからAさんとは仲良くしていけそうで嬉しいですよ。さ、ドライブの続きをしましょうか」

「はい....」
　

結果私の貴重な休日は
予期せぬ展開だったけれど

凄く充実した1日となった。

安室side

Aさんを家の近くまで送り届けた後
1人車内で今日の出来事を思い出していた。

「........ふ、初めて会った時から感じてはいたが...本当に面白い人だ...Aさんは」

正直なところ、Aさんにハニートラップをかけて
あの沖矢昴の情報を仕入れようと企んでいたのだが

「彼女を巻き込むのはやめておこう」

いや、それはカッコつけにすぎない

きっと、彼女の懐に僕なんかが入り込む隙なんて無いだろうから。

大人になってもあんなに純粋で素直な女性がまさか存在するとは...と。

「赤井秀一.....本当におまえは憎き男だ...」

　
　

安室VSA

A、WIN☆=(^.^)=