同居人が顔面の良さと色気爆走させてる【赤井秀一】続編

番外編　覚悟を決めろ ページ39

赤井 side


仕事を終え、ソファでくつろいでいる時だった。
仕事のメールを返し、そのまま携帯で住んでいる近辺の治安を確認していた。



「あの、赤井さん...」



自信のないか細い声で背後から声をかけられる。
Aはお風呂に入っていた筈。



「おう、上がったのか」



振り返れば思わず目を疑った。


何故ならそこには



「.....赤井さん...今から...その
　わたし...今じゃないと駄目そうで...」



濡れた髪、火照った肌。


下着の上に、俺のTシャツを着ただけの姿。




....見るからに、抱かれる気満々だとでも言うような


Aの姿があった。




「どうした、その格好...」




「はやく...！勢いでいかないと
　わたし、また躊躇しちゃうから...！」




何をそんなに焦っているのか。


顔を真っ赤にして、そう声を荒げるA。




「........分かった、こっちへ来い」




どうせ今日も、未遂で終わるだろう。


この前なんか服に手を入れただけで突き飛ばされた。


こちとらいつも不完全燃焼だ。


Aと出会ってから、そういう事をした事は一度もない。


こっちも気も...少しは分かって欲しいんだが。


でも、顔を赤らめて逃げ出し、
震えながらいつも「ごめんなさい...」と謝ってくるAを見ると


つい、可愛くて...許してしまう。


そんな簡単な自分に、我ながらきもいな、と
少々呆れる、それが今やルーティン化している。





ーーーーでも今日は

正直、いつものように途中で終わって押さえ切れる自信はない。




好きで好きで今すぐ抱き潰してやりたいと
思っている俺の愛しい女が


下着の上に俺のTシャツ1枚、で

しかも濡れた髪だと。



男心をくすぐるなんでもないだろ。




俺はAを指でジェスチャーし
膝の上に座らせた。

　
対面で跨ってきたものだから
後ろを任せた。





「....赤井さ...なんで後ろ？」




「この方が恥ずかしも減るだろ
　前だけ見ておけ」



今日は何がなんでも抱く。


そう、心に誓った。




早速服の中に手を入れた。

いつもは腹で止まるが、ゆったりとしたTシャツ一枚だからか、すぐに胸まで手がたどり着いた。


彼女の心臓のとてつもない動きがすぐに手に伝わった。




「....覚悟を決めろ」


「....っ、」




俺は下着の上から彼女の胸を触った。


肩をびくつかす彼女が
可愛くてしょうがない。

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