同居人が顔面の良さと色気爆走させてる【赤井秀一】続編

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「............ガキがそんな事気にしないの！」



「いっ...て！...おまえだって最近までガキだったじゃねーかよっいっ！」


「おまえって誰に言ってんの？ね？」


「特に恋愛した事もなかったくせに
　一丁前に大人ぶってんじゃねー....いて！離せ！」





自分の心に鍵をかけた。
だからもう彼の話はやめて。





快斗の頬を両手でつねってやれば
快斗は私の手首を掴んでそれを離した。






「.......っ、そんな心配かけるような顔して
　遠くに行こうとしてんじゃねーよ...」



「....え、」



澄んだ瞳。



「........だから、あんた寂しいんでしょ？」


「ああ、寂しいよ」



大人ぶって...
やっぱりあんたはマセガキね。





「じゃあさ、慰めてよ」


「は？...普通この流れだったら慰められるのは俺だろ」


「でも、私も寂しい
　さっき言ったじゃん、心配かけるような顔してるって」



私は快斗の手を取り、それを自分の頬へくっつけた。




「.....なっ」



快斗が頬をりんご色に染めた。




「.....みんなと離れるの寂しい

　昴さんと離れるのも寂しいし
　安室さんと離れるのも
　コナンくんと離れるのも
　蘭ちゃんや園子ちゃんと離れるのも


　快斗と離れるのだって、寂しいよ」





「A....」




快斗はぎこちない手で
私の頭をできるだけ優しく撫でた。







「.........ぶふっ...」




「.............あ？」





突然吹き出して笑う私に
快斗は目を大きく見開いた。





「やっぱり私の方が頭一つずば抜けてるわね
　やっぱあんたはガキよ！
　ほら、こんな顔真っ赤にしてさ」




「おまえ...！いつからそんな性格悪くなったんだよ！」



「大人になったって言ってよね」




それにおまえって言うなって言ったでしょ？と


また頬をつねってやった。














それからまた数日後


私は退院をして



快斗の家に行き、荷造りをした。


寂しそうな快斗に別れを告げて


家を出て、



残りの荷物を回収しに私は工藤邸へ向かった。




彼がどこかへ出掛けてる事をコナンくんに確認して
私は彼が帰ってくる前に早々に荷物をまとめて




家を出た。




何も別れを告げる事もできずに。







でも、それで良いと思った。

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