同居人が顔面の良さと色気爆走させてる【赤井秀一】続編

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ｷｰﾙ「この子が9年前に
　 ジンが裏切り者を始末している所を目撃したっていう
　 花咲Aって子...？」


ウ「あぁ、どうだ？記憶の方は
　 うっすらと思い出して来たんじゃねーのか？」




「....えぇ、なんとなく」



まだ頭痛は続いている。
頭が痛みで響くたびに失った記憶がどんどんと溢れるように蘇ってくるような。

でも今はそれより
もっとショッキングな現実を目の前に突きつけられていて



ベ「バーボン？あなたの事を見て酷く驚いているようね
　 あなた、この子の事どこまで知ってたの？」


安「....さあ、どうでしょうね
　 でも驚きましたよ、ジンが探している人間が
　 まさか彼女だと判明した時は、ね」





情報量が多すぎて気持ちが悪くなってきた。




キャ「ほら、さっさと尋問おっぱじめちゃいなよ」

コ「...尋問？
　 ガラス玉のように扱えとジンから言われたが」






幹部達が各々口を開く中
ジンと呼ばれた男が私にゆっくりと近づいてくる。




「悪く思うな、A...」





困惑している私の顎をジンは人差し指でひょいっと持ち上げ、目線を無理矢理合わせられる。






「状況が変わった
　おまえに聞きたい事が３つできたんだ」



震えるほどの威圧感を感じるその冷え込んだ目が
わたしの背筋をゾクリと凍らせた。






「な...に、」





返答次第では殺されるかもしれない。



私は唾をゴクリと飲んだ。




そして、ジンは言った。








「一つ目は、おまえの親戚である
　工藤新一の事。

　そして二つ目は、おまえが親しくしている毛利小五郎について。


そして３つ目は、
おまえがここに連れられる際、車の中で寝言で呟いていた、赤井、という人物についてだ」







ーーーーーーああ、全てを思い出した。




「おやすみ、姫」




そうだ、だから赤井さん、

あの時そう言ってたんだ。



赤井さんは分かってたんだ。



私と9年前に一度、会ったことがあるって。

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