同居人が顔面の良さと色気爆走させてる【赤井秀一】続編

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あの後、黒い車に乗せられて
そこからすぐに意識がなくなってしまった。

車に乗るなりあの男に何か白い布を無理矢理嗅がされたから、それのせいだと。



目が覚めると薄暗い部屋にいた。
ご丁寧にベッドの上で寝かされてる。

手足を縄のようなもので縛られてるから身動きも取れないし
口の中に何か入れられてる、そしてガムテープが貼られてるから大声をだして助けを求める事もできない。


別に、そんな事するつもりはないけど。
私に腕の中にあるチップを取り出せばすぐに帰らせてくれると言っていたし。


自分が冷静なことに驚いているぐらいだ。




目覚めて暫くしてから女の人が部屋に入ってきた。


タイミング的にこの部屋には監視カメラが仕掛けられているのだろう。




「ほら、起き上がりな」


女の人はわたしの上体を支えて起こす。
そして口のガムテープを剥がしてくれた。



「口の中のものも出しな」


「.....んぅ」



口の中のものを出すと女の人は縄を解いてくれる。



「ジンのやつ...こんなにキツく結びやがって...
取りにくいったらありしゃしねーっつーの」



不機嫌な口振りの女の人は
綺麗な顔立ちをしていた。
人相が良いとはとても言えないが
ベリーショートがよく似合っていて。



「ジロジロ見てんじゃないよ、
　ほら、さっさと行くよ」



「どこへ...？」



「あんたの腕からチップの摘出はもう終わったよ
　でも、あんたにはまだ聞かなきゃいけない事が山ほどあるからね、幹部が集まるとこへ連れてく」



腕を見てみるとそこには包帯が巻かれていた。
確かにそう言われてみれば、ちょっと痛いような気がする。


なんだ、もう終わってたんだ、と


わたしはその女の人に言われるがままに着いていった。




幹部が集まっているという部屋に着くなり



ーーーーーー私は信じられない光景を目の前にする事となる。





「.....なんで、」





そこには、一瞬端の悪そうな顔を浮かべたが
すぐに冷静に見える表情に戻す。



間違いなく、安室さんの姿があった。

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