同居人が顔面の良さと色気爆走させてる【赤井秀一】続編

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「料理を教えてほしい...と？」


「マジでお願いします安室さん」




仕事終わり、喫茶ポアロにて
わたしは安室さんに両手の平をくっつけて
はは〜っとカウンターに俯きながらお願いした。


女の私より、男の彼の方が料理ができるだなんて
そんな...そんなワケにはいかないのだ。




「んー、だったら丁度この後
　何も予定がないので、僕の家で教えましょうか？」


「んぇ！？....良いんですか！？」


「えぇ、でもしっかり
　同居人には連絡しといてくださいね」(赤井め、心配と嫉妬で数時間苦しむが良い...)




そう言った安室さんの笑顔が
少しばかり何か企んでるかのように感じたのは
気のせいだろうか。



今晩は赤井さん、用があって家を留守にしてるんだけどね。まあ一応連絡入れとくか。




Aちょっとポアロの店員さんの家にお邪魔してきますので遅くなります
赤井さんは?
Aはい?
赤井さん2人きりでか?
Aそうですけど...。





(なに....？なんか問題でもあるの？)




「じゃ、そろそろお店も閉めるので
　先に僕の車に乗っててください」



そう言って安室さんに車のキーを渡されたので
携帯をバッグに直し、キーを受け取った。




「じゃ、待ってますね」


「えぇ、できるだけすぐ行きます」












安室さんの車の助手席に乗り込み、
再び携帯を手に取った。



「.....ありゃ、充電切れてる」



まあ遅くなるって連絡はしたし、大丈夫だよね。







この時の私は
赤井さんと同居しているという事に
感覚が麻痺をしていた。


男の人の家に女性が一人でお邪魔するという
その、危険さを
わたしは1ミリたりとも心配する事ができなかった。





それによって赤井さんが用を切り上げ
ものすごく心配してポアロに向かっている事なんて私は知らずに


店を閉めた安室さんと共に
彼の家へと向かったのだ。














「あいつ....このまえ男の怖さを教えたばかりだろう...」






眉間に皺を寄せ、険しい顔でポアロのcloseの看板を睨んでいる昴さんでした。

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