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寝よう ページ16
『眠い……寝よう？』
シ「おう」
ベッドに向かう。
寝転がるや否や、諒に抱き締められる。
シ「さ、寝よっか」
いやいや。
『これ、どういうこと？』
シ「え？これ？」
そう彼はニヤリと笑うと、
シ「抱き枕だけど」
『は、離して』
シ「やーだ」
抱き締める力が一層強くなる。
シ「…不安なんだ」
君が弱いことを言うのを聞くのは、片手で数えるくらいしかない。
シ「こうでもしないと、お前が離れていくような気がして」
馬鹿じゃないの。勝手に離れる訳、ないじゃない。
『寝てる間に、誰が勝手に出ていくの』
シ「そうだよな」
『わかればいいのよ』
シ「じゃ、おやすみ……」
『おやすみ』
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作者名：アンドロメダ | 作成日時：2017年12月24日 18時
