狂騒曲 バレンタイン ページ7
凛「ガトーショコラ作るよ?」
『謎の疑問形』
凛「ほら、本命いるじゃない?」
『…ほ・ん・め・い?』
凛「そうそう、本命」
『誰?』
凛「んもー!やだねー!シルクさんに決まってるじゃん?」
『それは本気で言ってる?』
凛「え、シルクさんのこと好きじゃないの?」
『それは…その…』
凛「おー、珍しく照れちゃってぇー」
『やめて』
凛「じゃあ、早速作るよ?」
『皆は?』
凛「さぁね」
『そう』
凛「気を取り直して、作るよ」
かれこれ数十分程して。
『できたね』
凛「味を見なきゃね」
一つ取って、口に運ぶ。
チョコレートの苦味と甘味が程よく混ざり合って美味しい。
ガトーショコラのしっとり感もあった。
凛「チョコレートの苦味と甘味が程よく混ざり合って美味しい。
ガトーショコラのしっとり感もあった、ってね」
『私の心の中、読まないで』
凛「はいはい、じゃあラッピングするわよ」
『ハートの箱?』
凛「本命でしょ?」
『凛って、こういう時酷い』
凛「そりゃどーも」
『褒めてない』
ラッピングをして、シルクさんに連絡する。
A今、大丈夫?
シルクん?大丈夫だけど
A公園に来てもらえない?場所は▽▽
シルク了解
Aありがとう
凛「じゃあ、行くわよ」
『はぁ…』
公園まで歩いて行くことに。
凛「あたし、お邪魔だから帰るね」
『え、ちょっと』
凛「またねー!」
『置いて行くなって…』
シ「どうしたの?」
『あ、えっと…これ』
シ「チョコ?」
首を縦に振る。
シ「ありがと。嬉しい」
わしゃわしゃと頭を撫でられる。
『ちょっと…』
シ「照れてる」
『照れてないって』
シ「ありがとな、またな」
『また…』
まだ伝えられそうにない、かな。
早く家に帰ってチョコでも食べようかな。
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作者名:アンドロメダ | 作成日時:2018年2月14日 16時