引き金引いたら別世界にいた 2 【名探偵コナン】【Fischer's】【シルクロード】

嫌な夢 ページ3

「ねぇ……ブルームーン。いや、A……早く、撃って？」
お姉ちゃん……？どうして？
『嫌…嫌だよっ……撃てないよ！』
「ねぇ、撃って？早く、終わらせましょう？」
『なんでお姉ちゃんを撃たなきゃいけないの……？』
ジ「ポートワインを撃たねぇなら俺が殺る」
「やめてジン……。私はこの子に撃たれなきゃいけないの」
ジ「チッ。早く済ませろ、ブルームーン」
『っ……は、はいっ…』
あぁ、この頃は弱気なんだったっけ。
「ねぇ、撃って。私は罪を犯したのよ？」
『お姉ちゃんなんて撃てないよ』
「早く」
『撃てる訳が無いのに…』
「早く！貴方の初めての任務よ！」
『……ごめんね…お姉ちゃん』
ﾊﾞｷｭﾝ
響いた銃声が、今も耳に残ってる。
「ブル…ムー…ン…。」
『お姉ちゃん！！』
「強く、なって……ね」
ジ「おい、行くぞ」
『……はい』
嫌という程涙を流した。
お姉ちゃんの亡骸を見て、決心した。
''強くならなきゃ''って。
もう2度とこんな目に遭わないために。
目が覚めると、泣いていた。

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