殺し屋さんと錬金術師 (ページ17)

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15話ページ17

Aちゃんとシルクが出会ってそろそろ1年が経とうとしてます

シルクsaid
Aと出会ってそろそろ1年。
あっという間だった。
色んなことがあったよな。
最初は絶対帰る！とか思ってたけど。
今はもう、帰りたくない。
きっと俺が帰ったら、Aはずっと孤独(ひとりぼっち)だから。
死ぬこともできない。永遠の美と生の呪縛から開放されること無く。
だから俺は、Aが嫌と言うほどずっと隣でいてやる。
どうやって隣にいるのかって？簡単だ。
俺も不死鳥の血を飲む。例えAが罪だと言おうとも。
俺はAと一緒にいたい。そう決めたんだ。
俺は城に帰らない。仕事(殺し屋)は続けるか分かんねぇけど。
愛しすぎて狂ってる、なんてAは言うかもしれないけど。
俺はお前を愛してる、って俺は言うかもしれないけど。
それでももう、愛してるしか伝えられなくて。
Aが言った、''月が綺麗だな''って言った言葉の意味。
調べてわかった。愛してる、って伝えたかったんだろ。
最初は分かんなかったけど、やっと分かった。
返す言葉は、''死んでもいいわ''だけど、俺は女じゃないから。
''死んでもいいぜ''って俺は伝える。
『A』
「ん？」
『死んでもいいぜ』
「伝えるのが遅いよ…もう」
呆れたように笑うA。
俺、Aといて幸せ。
だからもう、結婚しよっか。