暴れん坊のマネージャー

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Aside



「すみません、私のせいで川村さんが、」





陣「大丈夫です！壱馬も女性に慣れてなくてちょっとびっくりしちゃっただけだと思うんで笑」





陣さんはそう言ってくれたけど、私の気持ちはまだ曇っていた。周りのメンバーの顔を見れば分かる。私がここにいてはいけないってことぐらい。でも私は負けたくない。




そんなことを考えていると、不意に長谷川さんが話し始めた。




慎「さっき壱馬さんが言ってたこと気にならないんです か？」





「え？」





慎「前にあった事件についてですよ。」





「気にならないことはないですけど、教えて貰えるんですか？」




慎「前に俺達に女性マネージャーがついてたんです。でもその人は仕事をしに来たんじゃなくて、メンバー目的でここに来たんです。それでメンバーのプライベートにも勝手に踏み込んでくるようになったんです。」





「そうなんですか、、その件に関してはその方に代わり、私が謝罪します。本当に申し訳ありませんでした。」





岩「いや、Aさんが謝ることじゃ、、、」





「私がしてなくても私と同じマネージャーという立場が皆さんを不安にさせてしまったこと、不快な思いをさせてしまったことが悔しいんです。」




慎side




この人は他の人とは違う。直感でそう思った。自分がしたことじゃないのに、名前も知らない同業者のために頭下げれるか？普通。この人は本気でマネージャーという仕事が好きで誇りを持っているんだ。信じてみてもいいかもしれない。




健「おもしろいねAちゃん笑」




「え、あ、すみません。つい、、」




健「気に入った笑 これから仲良くしてよ。俺のことは健太って呼んでね！」




「健太さん、、、？」





健「んーまあいっか！慣れてきたらさん付けやめてよ〜？」




健太さんのその言葉をきっかけにそこにいた北人さん、壱馬さん以外の全員のメンバーがAさん、いやAさんと打ち解けることができた。



翔「え！Aさんダンスと歌の経験者なんすか？！」




「そうそう！だからみんなを見てるとこっちも幸せな気分になるっていうか、笑」




昂「じゃあ今度俺が考えてる振り付け見てください！今ちょうどいい感じにできあがってるんです。」




龍「俺のRemixも聞いて欲しいです！」




「もちろん！楽しみにしてる！」




意外とこの人親しみやすいな。

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