３７話 ページ37
「やほ、楽しそうだね。････雰囲気悪くね？」
咲夜が、少しだけ微笑んで立っていた。
「ふっ、これで楽しそうだなんて、ずいぶんイカれてるなぁ、黒炎の騎士さんよぉ」
「久しぶりに呼ばれたな、その異名」
“黒炎の騎士”、それは小学生のころに呼ばれていた咲夜の異名である。
「そうだ、騎士さんからも言ってやったらどうだ？“お前がいるとこのチームは負ける”ってなあ！」
「それはどうだろう？確かに今のトビーは足を引っ張るかもしれない。でもトビーは努力をしてる。」
「･･････トビー？」
「飛鷹だと長く感じたから････ダメかな？」
「････んだよ、努力をすれば必ず報われるって？そんなのただの綺麗事でしかないだろ？」
「あ、君もスルーでいくのね。････人は綺麗事しか言えないさ。トビーを見込んだのは響木さんだ。何かあるはずなんだ。俺は、トビーの成長を信じる。」
咲夜はそれだけ言い、飛鷹を見たあと、背を向け去っていった。
「ちっ、んだよあいつ････つか、雰囲気壊していくなよ･･････とにかく、俺の足を引っ張ることはすんなよ」
咲夜に続き、不動も背を向け去っていった。
「お先に失礼します」
不動が去っていったのを見て、飛鷹は宿舎に入っていった。
「飛鷹･･････」
円堂は飛鷹の背中を見つめていた。
「この危機どうする？えーんどう？」
１人、楽しそうに呟いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 23人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぱなぱな(プロフ) - なの。」さん» 咲夜くんは体力あるけど冷鎖ちゃんは途中から咲夜くんに背負ってもらったんですよ。傍で見ていた人は思わず応援したそうです。 (2018年7月27日 11時) (
レス) id: 60d1e0782f (このIDを非表示/違反報告)
なの。」 - 三時間もリアル鬼ごっこ…！？冷鎖ちゃんと咲夜くんもすごいけどおじいさんの体力…。そのおじいさん、何者なんだ…！？…それを傍から見ていた人はどう思ったんでしょうね…(( (2018年7月26日 21時) (レス) id: 5b35dbe8d1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱなぱな(プロフ) - なの。」さん» ありがとうございます！冷鎖ちゃんと咲夜くんのやりとりはほとんど無表情だからそれを想像すると更に笑えますねw あの二人いつも無表情なので･･･。これからも更新頑張るので応援お願いします！ (2018年7月26日 21時) (レス) id: 60d1e0782f (このIDを非表示/違反報告)
なの。」 - 初コメ失礼します！某モブを目指している少女達の作品のコメント欄を拝見して(勝手に)やって参りました！！((冷鎖ちゃんと、咲夜くんのやりとりが良いですねw、あと周りの反応も…wこれからも頑張って下さい！！応援してます！！長文失礼しました！！ (2018年7月26日 21時) (レス) id: 5b35dbe8d1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱなぱな(プロフ) - 名前変えてもリア友はわかるぞ････。ありがとうございます！頑張ります！ (2018年7月26日 12時) (レス) id: 60d1e0782f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぱなぱな | 作成日時：2018年7月24日 16時
