３３話 ページ33
ボールを持ったザックに飛鷹が止めに入る。ザックはとっさにカイルへパスを出したが風丸にカットされてしまう。ボールを出した先には鬼道がおり、鬼道は前線へ上がる虎丸にパスを出した。ボールを受け取った虎丸の前にはDFが３人。それをあっという間にドリブルで抜いて見せた。
「あいつ････！こんな力を････！」
不動は久遠を見て、再び口を開いた。
「わかっていたっていうのか････？あいつの実力を････！」
「虎丸すげーな、あのテクニック」
「咲夜が言っちゃダメだと思うの、自分と比べてみてから言って？」
DFを抜いた虎丸はそのまま上がっていく。
「俺の････本気のプレー････！」
向かってきたスライディングも避け、笑顔で相手のゴールへ突き進んでいく。
「出前で鍛えてるんだよ････！こっちは････！！」
「あいつの実力を見抜いていて････このタイミングで････！」
「そうか････！彼を存分に動かすためには敵を消耗させておく必要があった････。それが出来たのは、皆が特訓で鍛えた体力があればこそ････ということですね。」
ベンチでは不動が目を見開いて驚き、基山は虎丸を試合に入れたタイミングの意味に納得していた。
「選手には活躍すべき場面がある。チームには勝つべき状態がある。選手たちの能力を結集し、出しきらない限り、勝ち続けることは不可能。力を出し惜しんでいける世界はない････！！」
その言葉に不動は表情を変えたが、傍にいた冷鎖は考え込んでいて気付かなかった。
「ずっと封印してきた俺のシュート･･････！！」
虎丸はシュートを打つために構えをとった。その構えは、いつもと違っていた。
「行け───っ！タイガードライブ！！」
虎丸はが放った必殺技は強力で、豪炎寺のシュートを止めたキーパー技を破り、ボールはゴールの中へ。
ピッピ────────！
試合終了のホイッスルが響いき、秋、春菜、目金、冬花は安堵の表情でグラウンドを見やった。
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ぱなぱな(プロフ) - なの。」さん» 咲夜くんは体力あるけど冷鎖ちゃんは途中から咲夜くんに背負ってもらったんですよ。傍で見ていた人は思わず応援したそうです。 (2018年7月27日 11時) (
レス) id: 60d1e0782f (このIDを非表示/違反報告)
なの。」 - 三時間もリアル鬼ごっこ…！？冷鎖ちゃんと咲夜くんもすごいけどおじいさんの体力…。そのおじいさん、何者なんだ…！？…それを傍から見ていた人はどう思ったんでしょうね…(( (2018年7月26日 21時) (レス) id: 5b35dbe8d1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱなぱな(プロフ) - なの。」さん» ありがとうございます！冷鎖ちゃんと咲夜くんのやりとりはほとんど無表情だからそれを想像すると更に笑えますねw あの二人いつも無表情なので･･･。これからも更新頑張るので応援お願いします！ (2018年7月26日 21時) (レス) id: 60d1e0782f (このIDを非表示/違反報告)
なの。」 - 初コメ失礼します！某モブを目指している少女達の作品のコメント欄を拝見して(勝手に)やって参りました！！((冷鎖ちゃんと、咲夜くんのやりとりが良いですねw、あと周りの反応も…wこれからも頑張って下さい！！応援してます！！長文失礼しました！！ (2018年7月26日 21時) (レス) id: 5b35dbe8d1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱなぱな(プロフ) - 名前変えてもリア友はわかるぞ････。ありがとうございます！頑張ります！ (2018年7月26日 12時) (レス) id: 60d1e0782f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱなぱな | 作成日時：2018年7月24日 16時
