4話 ページ5
A「勲さん!楽しかったわありがとう!よければまたお話ししませんか?」
近藤「ええ是非とも!A様のためであればまたいつでも話し相手になりますよ!」
さっき出会ったばかりなのに、車で移動した間に何があったのか真選組隊士達は疑問に思う。そんな隊士達の気も知らないでAは感謝の意を伝える。
従者「A様、実は将軍様ご自身がA様をお迎えしようと待たれているようですので、参りましょう。」
真選組とは別れ、江戸城へ入る。至る所に警備が張り巡らされており、将軍という立場を再度実感する。庭園を見渡すと天然石が並べられその先には小さめだが池穴が窪み、澄んだ水が浮かんでいた。いたる所に植栽され趣がある。ここが将軍いつも見ている景色なのだとAは口端をあげる。
将軍「其方がA殿であるか。」
完全に庭園を見ていたAに将軍が声をかけた。声のする方を向くと、そこにははじめて会った時と変わらない将軍の姿があった。嬉しくて返事をするのを忘れ、時間をあけて返事をする。
将軍「そうか。よくここまで、遠かっただろう。私が将軍の徳川茂々だ。早速中へ案内しよう。」
中に入るよう催促され、Aは城内へ入る。
この後、案内で街中へ下りることになったAのテンションが上がり走って迷子になってしまうことを将軍はまだ知らない。
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作者名:シーエル | 作成日時:2024年2月22日 20時