貴方は何色ですか【Jm】 (ページ5)

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5杯目ページ5

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あの日の雨が嘘のように、今日は晴れた。

所々に水たまりがある中そこに映るのは

青い空と白い雲。

私は例のタオルを返しに人混みを歩き端の道に抜け

相変わらず人が居ない道を歩いた。

いや人がいる。

私が見たのは昨日とは違う光景。

あの店には行列があり

客を見ると厚化粧な同い歳くらいの女が沢山いた。

『めんどくさい。』

そんな人混みをすり抜けるように歩いて行った。

やけに人に見られたが。そんな事どうでもいい。

私は、例のものを渡せばここには用無しだし。

辺りを見回すと女子、女子、女子……

『あ、金髪。』

昨日のあの人を探した。

一つだけでている頭。

金髪。

あれか。

近づこうとしたが人が多過ぎる。

諦めてカウンター奥にいる人に渡そうと思った。

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『すいません。』

Jn｢……あ、Aさんだっけ？｣

『すいません。これを』

早いとこ渡して早く帰ろう。その一心

Jn｢ジミナー？Aさんだよ～｣

どうして余計なことを。

『あ、のいいです。これ渡しに来ただけなので』

Jm｢え！｣

明らかな営業スマイルでこちらに近ずいてくる。

丁度、その店員と話してた女子がこちらを睨んだ。

怖い。

Jm｢あ、"僕の"タオル！｣

『……』

僕の。って強調……。

周りの目が痛い。すごく。