2杯目 ページ2
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Jm「ん。」
早くとれと言わんばかりに出すタオルを私はおずおずと受け取る。
彼も私を見ず目を逸らしたままだった。
私の顔か酷いからだろう。
メイクも服もぐちゃぐちゃなのは外の荒れようを見れば想像もつく。
私はぎこちなく髪を拭きながらその彼をじっと見た。
ただ目線が外せなかっただけだけど。
金髪のさらさらな髪の毛
少し厚い唇
私より高い背丈
ほのかに香る柔軟剤の匂いと
エプロンに染み付いたであろう珈琲の匂い
これで察した。
この人はここの店員で
もうすぐ開店だから看板を出そうとしてドアを開けたら
迷惑な客、つまり私が居て
あまりに酷い容姿だったため、
しょうが無く手を貸しただけ。
Jm「……何?」
『いえ別に……』
それより受け取ってしまった挙句、使ってしまった雨の匂いがするタオルをどうしよう。
そんなことを考えてた。
Jm「……タオルなら洗って今度返して」
『あ、了解です』
Jm「俺のだから俺宛にね。」
俺、俺煩い。
この空気に耐えられそうもない私は深く頭を下げそのまま下がろうとした。
Jn「そこの人、珈琲飲む?」
『……え?』
Jm「飲むかって聞いてるの。」
それは聞こえてるんだよ。
私が知りたいのは
何故そんな事を聞くのかって話。
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凛音(プロフ) - 楽しく読ませてもらってるのですが…如何せん誤字が多くて困ってます…。更新する前に目を通した方が良いかもしれないです。 (2020年3月20日 2時) (レス) id: f2426a3f71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しし | 作成日時:2019年4月6日 23時