〃 ページ38
Aside
「そいつは…」
『私が前に受け持ったクラスの子』
あのときは、特に無かった。
一人だけ魔具研究師団に入り、変な音がしただけの子。←
…あの変な音は、
『…元祖返り』
「！おいそれは…」
『とっとにかく私も探す…』
「元祖返りかぁ〜」
『！兄さん！？』
後ろには、いつの間にかアールガン兄さんが。
「…どうやってここに」
「壊しながら来た」
そして、メフィルト兄さんも。
てか、壊しながらって……。
「元祖返りって悪魔学校(バビルス)にも居たんだな」
『…兄さん、探してみて』
「ん、お前の耳は？」
『…聞こえない』
たとえ、防音の部屋にいたとしても聞こえる気色の悪い音は全く聞こえなかった。
「…黙って」
すると、アールガン兄さんが目を閉じ、探し始めた。
でも、
「…ほんと。全く聞こえない。なんか
こちらから見えない部屋にいるみたい…」
「…隠し部屋か」
『そんなのあったっけ？』
「分からない…探すしかない」
カルエゴ君の声はさらに低くなっていた。
兄さんも探してくれるのか。
そう思ったら、
「じゃあ俺達はサリ爺に会ってくるわ」
『え？』
「僕達、サリ爺に用があったし」
「は？」
「「じゃあな/ね」」
そう言って消えた。
『はぁ！？』
待っておかしい。いや、部外者には頼めないから…
『私の耳で限界まで探す』
それなら、自力でやってやるわ。
だけど、
ｸﾗｯ
「！！おい…！」
『…!?』
頭がガンガンする。まともにカルエゴ君が見れない。目がチカチカ…
「恐らく飛行試験で、まだ治っていないんだろう」
『…そんなこと』
ない。もうとっくに治った。なら…
「…風邪か」
カルエゴ君の冷たい手が、額に触れる。
「…顔が赤い。元から辛かったんじゃないのか？」
『…でも』
朝から頭は痛かった。でも、薬を飲んだから大丈夫だとは思ったんだけど…
「無理をするな」ｽｯ
『！？えっ待っ』
私、何か
お姫様抱っこされてる!?
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パンダ_panda.☆*° - よおかい戦犯恐怖症さん» ありがとうございます！きっと家系能力はそうなんでしょうねwwwでもちゃっかりハゲてる系な感じw (2021年12月12日 14時) (
レス) id: 4a68dd3150 (このIDを非表示/違反報告)
よおかい戦犯恐怖症 - (´^ω^｀)ﾌﾞﾌｫwwwハゲ・タクナーイｗｗ家系能力はハゲですかね！！更新待ってます！ (2021年12月9日 16時) (レス) @page40 id: 9fc20a8a64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パンダアイスマン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hompe6/
作成日時：2021年9月23日 17時
